今年で11回目を迎える国内最大級の危機管理総合トレードショー「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2015」が10月14日(水)から16日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催される。今回のRISCONは、「防災・減災ゾーン」、「セキュリティゾーン」と昨今の社会情勢により関心が集まっているトピックスにフォーカスした「リスク管理ゾーン」の3ゾーンで構成され、西2ホールで開催される特別併催企画の「テロ対策特殊装備展(SEECAT)’15」と合わせて、491の企業・団体、746小間と、開催史上最大規模での開催となる。あらゆる危機管理を網羅する製品・サービスが一堂に会する同展示会は、官民問わず防災・セキュリティ担当者必見の展示会だ。

高まる自然災害リスク
近い将来に発生が予想される首都直下地震や南海トラフ巨大地震といった地震リスクをはじめ、昨年の御嶽山の噴火以降の全国的に活発化している火山活動や、台風・局地的豪雨による風水害など、自然災害リスクはこれまで以上に高まっている。

このような状況から、RISCON TOKYOには地震・火災対策のほか、帰宅困難者対策や風水害・雷害関連の製品・サービス、ICTを活用した大規模な防災監視システムに至るまで、防災・減災のあらゆる関連資機材の出展が集まり、防災担当者の多様なニーズに応える展示内容となっている。

注目のセキュリティゾーン
来年開催される伊勢志摩サミットを皮切りに、ラグビーW杯や2020東京五輪など国際的なビッグイベントを控える日本。世界の関心が集まる一方、日本を標的としたテロ行為や国際犯罪の発生リスクも急速に高まっており、官民の連携により磐石なセキュリティ体制を構築していくことが求められている。

これらのニーズに対しても、RISCON TOKYOでは監視カメラや入退室管理、金属探知機などさまざまなセキュリティ製品・サービスが出展を予定しており、複雑なニーズを抱えるセキュリティ担当者が満足できる構成となっている。

中でも、昨今、事件解明や犯人特定に大きな成果を発揮している監視カメラの出展が充実しており、関係者には必見のゾーンだ。

新企画!2020 TOKYO
安全・安心都市パビリオン
 「2020 TOKYO安全・安心都市パビリオン」が西ホールアトリウムに新設される。本パビリオンは2020年に向け、さまざまな大規模国際イベントが開催される中、「世界一安全・安心」な都市づくりを実現するための資機材・サービスの集中展示ゾーンであり、次世代防災・防犯システムや多言語対応製品、感染症対策など最新鋭の製品が展示される。

各分野の第一人者によるセミナーもますます充実
オープニングを飾る基調対談には、女性として初めて防衛大臣の職に就き、中東情勢にも精通する小池百合子氏がゲストとして登壇。帝京大学名誉教授の志方俊之氏とともに、「これからの国家安全保障と危機管理」について対談が行なわれる。同日には、「東京五輪へ向けた世界一安全・安心な都市づくり」をテーマにしたシンポジウムが開催されるほか、2日目以降も企業・自治体のBCPや海外展開リスク、観光危機管理、ICT監視システムなど多彩なセミナーが開催される。さらに、出展者プレゼンテーションも多数開講予定。全セミナー公式サイト(http://www.kikikanri.biz/)より事前申込みでき、無料で聴講可能だ。

なお、特別併催企画として同時開催される、国内唯一のテロ対策専門展「テロ対策特殊装備展(SEECAT)’15」は、入場者を治安関係者をはじめとした公的機関職員および重要インフラ関係者に限定したクローズドショーであり、入場するには公式サイトよりWEB入場申請を行い、入場許可を得ることが必要だ。また、西4ホールで同時開催される「東京エアロスペースシンポジウム2015」には、当日再登録することで入場可能となる。