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世の中には「美人コンテスト」というのがあります。主催は、企業であったり、自治体であったり、大学の学園祭などさまざまです。あちこちで行われています。私のようなブスには無関係なので関心がありませんでしたが、最近は無関心ではなくなりました。なぜか? 時代の流れを映す鏡のように内容が様変わりし、面白くなってきたからです。

昨年行われたアメリカの美人コンテスト(2018年6月)では、主催者が衝撃的な発言をして流れが大きく変わりました。もはや、「顔や容姿は関係ない。情熱や知性を審査する」というのです。当然、水着の審査は廃止になりました。美人コンテストの切り口に大きな変化が見えてきた今日このごろです。


災害食にもコンテストがある!

ところで、災害食にもコンテストがあるのをご存じですか。
アッ、ご存じない? それでは、早速……、ある斬新なコンテストをご紹介しましょう。

阪神・淡路大震災以降、災害食が幅広く出回るようになりました。そこで「じゃあコンテストをやりましょう」と始まったもので、まだ比較的新しいイベントです。今回は、その元祖である「災害食大賞」(防災安全協会主催)に照準を当ててみることにしました。今年は2016年開催から回を重ね3回目に当たります。今回、斬新なうねりで様変わりし、世間を驚かせているのです。これまでとは打って変わった一面をのぞいてみましょう。

募集要旨が先月公表されました。それによると、新たに「インバウンド部門」というものが新設されたのです。これは画期的なことです。これまでは「うまみ部門」「アレルギー対応部門」「新製品・セット部門」の3つの部門だけでした。しかし、今や日本は東京オリンピック、訪日外国人、在日外国人の増加などにより、内向きに専念している場合ではありません。災害食には新たなニーズが生まれているのです。

■災害食大賞2019の申し込みはこちら
http://bousai-anzen.com/disasterfood.html