2016/04/20
防災・危機管理ニュース
山善とアシックスが連携して被災地支援
工作機械や産業用機器の専門商社である株式会社山善(本社:大阪市西区/代表取締役:中田繞)は、スポーツメーカーの株式会社アシックス(本社:神 戸市/代表取締役社長 CEO:尾山基)と共同で、熊本地震による被災者救済や復興支援のための支援物資を輸送したと発表した。
被災地への負担をなるべく軽減させるため、山善の持つ物流網を生かし、同社のトラックに両社の支援物資を載せて現地に運送するという。合計3回に分けて共同運送を行う予定で、本日に第2便が出発する。
両社は、BCP(事業継続計画)の構築において、同じコンサルティング会社からの支援を受けた。今回の共同支援は、コンサルティング会社であるミネルヴァベリタス株式会社(本社:大阪市中央区/代表取締役 松井裕一朗)の橋渡しにより連携支援が実現した。
同社松井社長は「被災時に被災企業が同業者らと助け合う“お互いさまBCP”に取り組む企業が増えているが、業種業界を超えて支援企業同士が手を結ぶことは、これまであまりなかったのではないか」と話している。
支援物資は、山善が、発電機や投光器等の避難所運営ならびに生活支援物品、アシックスは食料、飲料水、衛生用品、ウエア、ソックス、シューズ等をそれぞれ被災地のニーズに合わせて提供する。
このほか、義援金として山善が3000万円、アシックスが1000万円を寄付するという。
【第一便の緊急支援物資】
食料(パンの缶詰):約2000食 、食料(アルファ米):約4000食 、食料(さんま、五目野菜、大根旨煮などの缶詰):約3000食 、飲料水(2L):約2000本 、毛布:約850枚 、エアマット:約850枚 、エアマット用ハンドポンプ:約80個 、簡易トイレ:約12,800回分 、トイレットペーパー:約250ロール 、消毒ジェル(300ml):約120本 、生理用品:約1400枚 、食品用ラップ:約25個 、防災用ウェットタオル(20枚入り):約200セット 、非常用防災ウェットタオル(100個入り):約600セット 、不織布マスク(50枚入り):約35セット 、ブルーシート:約20枚 、雨合羽:約850個
【第二便の緊急支援物資】
灯光器:約60台 、カセットコンロ:約400 、ガスボンベ:約1600本 、発電機:約50台 、マスク:約77000枚 、消毒液:約250本 、ラジオ:約20台 、LEDランプ:約60個 、マットレス:約160枚 、延長コードおよびコードリール:約60セット
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/10/22
-
-
-
-
-
-
なぜコンプライアンスの方向性はズレてしまったのか?
企業の不正・不祥事が発覚するたび「コンプライアンスが機能していない」といわれますが、コンプライアンス自体が弱まっているわけではなく、むしろ「うっとうしい」「窮屈だ」と、その圧力は強まっているようです。このギャップはなぜなのか。ネットコミュニケーションなどから現代社会の問題を研究する成蹊大学文学部の伊藤昌亮教授とともに考えました。
2024/10/10
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/10/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方