悲しいお知らせ(その2)(関連死を防ぐために)【熊本地震】(4月18日のFBよりその3)
室﨑 益輝
神戸大学名誉教授、ひょうご震災記念21世紀研究機構副理事長、兵庫県立大学防災教育研究センター長、ひょうごボランタリープラザ所長、海外災害援助市民センター副代表
2016/04/18
室﨑先生のふぇいすぶっく
室﨑 益輝
神戸大学名誉教授、ひょうご震災記念21世紀研究機構副理事長、兵庫県立大学防災教育研究センター長、ひょうごボランタリープラザ所長、海外災害援助市民センター副代表
悲しいお知らせ(その2)
苦しい時こそ、なるべく「うれしいお知らせ」を、と思ったのですが、危機管理の観点から見過ごせない事象が起きていますので、注意を喚起するつもりでメモっておきます。阪神・淡路大震災で痛切に思ってことは、防ぎうる死としての「震災関連死」を防がなければならない、ということです。
(1)「収束してほしい」という私の淡い期待をあざ笑うように、今夜も震度5強の大きな余震が起きました。危険が継続する中で、何ができ何ができないかを峻別しながら、支援の取り組みをデザインしなければなりません。
(2)阪神・淡路大震災と同じように、仮設トイレが水がなくて不衛生の状態になり、トイレを我慢するため、また飲料水が足りないために、水を飲むのを控える人が増えています。この状態を放置すると、心筋梗塞や脳梗塞で倒れる人が続出します。
(3)避難所がいっぱい、建物の中は怖いということで、車の中で避難する人が多いのですが、その中でエコノミー症候群で重体になった人が2人でたということを聞きました。中越地震の悪夢が再発しつつあります。
(4月18日のFBより)
室﨑先生のふぇいすぶっくの他の記事
おすすめ記事
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方