2016/06/14
ペットライフセーバーズ:助かる命を助けるために
楽しく学ぶ、消防関係者のためのペット救急法
日本のペット事情と災害の関係

平成25年度 全国犬・猫飼育実態調査 結果によると、日本全国の犬・猫 推計飼育頭数全国合計は、約2,100万頭(犬が約1,100万頭、猫が約1,000万頭)で、約6人に1人が犬か猫と暮らしていることになります。
また、調査結果によると、犬猫と暮らしている人たちにとって ペットは「家族」と同じくらい「生活に喜びを与えてくれる大切な存在」、また「健康面や精神面、及び人と人とをつなぐコミュニケーションにおいても重要な存在である」ことが明らかになっています。
アメリカで行われた国民インタビュー結果では、「もし、火災現場からの救出活動で、飼い主だけが助かり、ペットがなくなったら、その飼い主は死ぬほどつらく、ペットロスなどのトラウマになるばかりか、また、同じところには住みたくないほど、悲しい人生を歩み続けなければならない」という内容の答えが多く、「消防士がペットの命を救うことの大きさ」が社会的に注目を浴びています。
我が国では、27年9月10日に発生した、鬼怒川氾濫決壊の際、自衛隊のヘリコプターが要救助者と犬をホイスト救助したニュースが多く視聴者の心を動かしました。
自衛隊法第83条などに詳しくない少数の人たちが、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上で、自衛隊が犬を助けたことについて「動物を助けることはルール違反」と1人の男性が指摘したところ、数万人が、「犬も家族だ!」「犬も助けるべき」「くだらないルールに縛られるべきではない」などと一斉に物凄い勢いで反発し、ネット上で大炎上したこともありました。
さて、次回、第1回目の「消防関係者のためのペット救急法」は「ペットの熱中症」についてお話しいたします。
どうぞ、よろしくお願いします。
PetTech
http://www.pettech.net/
BART(Basic Animal Rescue Training)
http://basicanimalrescuetraining.org/
BARTのブログで紹介されました。
http://goo.gl/ZoJoX6
ペットセーバー
http://petsaver.jp
(了)
ペットライフセーバーズ:助かる命を助けるためにの他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2023/01/31
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2023年1月31日配信アーカイブ】
【1月31日配信で取り上げた話題】家庭での防災行動を高めるために
2023/01/31
-
-
1000人に聞いた防災の取り組みと行政への期待
リスク対策.comは、地域住民がどの程度防災に取り組んでいるのか、また防災の観点から行政に対してどのような要望を持っているのかなどを把握する目的でインターネットによるアンケート調査を実施した。その結果、2021年5月から避難勧告が廃止され避難指示に一本化されたことについては約5割しか理解していないことや、平時から国や地方自治体の防災のホームページなどがあまり活用されていない実態が明らかになった。調査は、2022年11月21日から22日にかけてインターネット上で行い、全国の20歳以上の成人男女1000人からの回答を得た。質問は、回答の質を高めるため「この質問は一番右の回答をお選びください」という条件項目を入れ、適切な回答をしなかったものを除き、計889人を有効回答として分析した。
2023/01/30
-
社内滞在時をイメージさせる実践的な訓練と備蓄
テクニカルセラミックスを開発・生産するクアーズテックは2012年、東京都の帰宅困難者対策条例を機に一斉帰宅抑制対策に乗り出しました。独自のプログラムを追加した実効性の高い訓練や被災時の心理にも配慮したきめ細かな備蓄が評価され、2021年には東京都のモデル企業に。同社の取り組みを紹介します。
2023/01/29
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2023年1月24日配信アーカイブ】
【1月24日配信で取り上げた話題】最強寒波への備え
2023/01/24
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2023年1月17日配信アーカイブ】
【1月17日配信で取り上げた話題】防災心理を学ぶゼミ生が制作した企業の防災マニュアル/コロナ発生から3年 企業の初動対応を振り返る
2023/01/24
-
BCPと助け合える関係が機能した災害復旧活動
2019年の台風19号でグループ含め3工場が壊滅的被害を受けたカイシン工業は、経営トップが「全力復旧」の方針を発表すると各工場が即座に活動を開始。取引先や協力会社の支援を受けて設備の交換を迷いなく進めるとともに、代替生産によって早期に出荷を再開しました。同社のBCPと助け合える関係づくりを紹介します。
2023/01/19
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方