(写真イメージ:写真AC)

新型コロナウイルス(COVID-19)による緊急事態制限も解除になり、ストレス発散も兼ねて、ペットとの外出の機会も増えると思います。例年、6月から9月にかけて、夏日(最高気温25度以上の日)が多くなる季節でもあり、散歩中や車の窓を閉めた状態でお留守番しているペットが熱中症になるリスクも高くなります。

特に都心部では、ビル群の冷房機器から放出される熱や道路のアスファルトやビルのコンクリートが、日中に蓄積した熱を夜間になっても保持して大気へ放出したり、車もクーラーを常時付けて熱を放出するため、ヒートアイランド現象が起こり、天気予報が示す温度よりも体感温度が上がる傾向にあるので注意が必要です。

昨年の東京都内の最高気温は35.6度。都心の体感温度は36度を超えていたと考えられていますが、気温が30度の時アスファルトの路面温度は約55度になるといわれているので、ワンちゃんの散歩時間は早朝や日の入り後の涼しい時間帯が安全かもしれません。


(出典:How to Prevent and Treat Heatstroke in Pets | WebMD)

このような暑い時期の散歩は、人より低い位置にいて、靴を履いていない犬にとっては、アスファルトなどの路面からの反射熱による熱中症や、急激な体温の上昇により、脚の裏の肉球の火傷はもちろん、あえぎ呼吸(呼吸が荒く、心拍数も普段より多い呼吸)、よだれが明らかに多くなるといった症状が現れます。ひどい場合には呼吸困難や嘔吐(おうと)や下痢、吐いたものや排泄物に血が混じる(吐血、血尿、血便)、筋肉のけいれんや震え、意識がなくなる、呼びかけても反応しない(失神、昏睡)など、さまざまな健康障害を引き起こす可能性も十分考えられるでしょう。

ほとんど汗をかかない犬は、体温を下げるために早くて荒い呼吸(パンティング)をしますが、湿度が高いとパンティングをしても唾液が蒸発しにくくなるため、体温を下げる効果が十分に機能しません。

ペットはクーラーによる適度な室温調整がされていない狭い室内や車内に放置されたり、飲み水が足りない状態では体温調節が難しく、直射日光による室内温度の上昇以外に、湿度が60%以上と高くなることで熱中症になりやすくなる傾向があります。初夏から夏にかけては日なたに限らず、日陰であっても特に気をつけるべきでしょう。

朝の天気予報などでその日の最高気温が20度、湿度が40%を超える日は、カーテンを閉めていても屋根や外壁からの直射熱が長時間部屋の内部に伝わって、室内温度も上がる可能性があります。出勤前などには、冷房を室温25〜26度ぐらい、湿度は50%ぐらいにして、適度な室温設定でお留守番の環境を整えるのが好ましいといわれています。


(出典:How to Cool a Dog Down Quickly (and save their life) | Hot weather dog care pt 4)

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