2016/07/25
ニュースリリース
概要
少なくとも3人のアクティブシューターが、北部ミュンヘンのOlympia- Einkaufszentrum ( OEZ )のショッピングモールで、3人を殺害し、10人程度を負傷させました。 警察はアクティブシューターが依然逃亡中とし、広域での捜索を開始していると述べました。
ドイツNTV放送によると、現場には特殊部隊が配置され、ミュンヘン中央駅では人々を避難させたとのことです。 公共交通機関は、今後通知があるまで運転を停止しています。ミュンヘン警察は「公共の場所を避ける」ようアドバイスを出し、各自に身辺への注意を促しています。
バックグラウンド
ミュンヘンのショッピングモールでアクティブシューティングが発生した金曜日7月22日以降、3名のシューターを警察は探しています。状況は非常に流動的で進行中とし、確認できる情報は不十分なままです。しかし、バイエルン内務省は、少なくとも3人が殺害され、10人が傷を負ったと述べています。ドイツのメディアは、これまで少なくとも 6人が死亡したと報告しています。事件は、Hanauer通りに位置するOlympia- Einkaufszentrum ( OEZ )のマクドナルドの近辺で現地時間17:50頃に発生し、大規模な警察部隊が配置され、全ての周辺道路が閉鎖されました。
警察は、シューティングが市内の複数の箇所で発生したと当初考えたと明らかにしました。MVGは、セキュリティ対策としてすべての地下鉄、バス、電車のサービスを 停止しました。捜索が続く中、市内各地やその周辺の 道路にはバリケードが設けられたと報告されています。 ビルト紙は、犯人は、OEZモールの後に近くの地下鉄駅の方向に向かったと伝えています。
英国外務省とミュンヘンの米国総領事館は、在ミミュンヘンの全自国民へ安全な場所に避難し、警察のアドバイスに従い、犯人が逮捕されるまで公共スペースを避けるように伝えています。現在のところ、犯人の身元や動機を 確認する情報はなく、彼らは市内かその周辺のどこかに潜伏中と考えられています。
アドバイス
このような事件では、生存と被害の軽減措置が重要となります。
・アクティブシューティングが発生した周辺にいる場合、落ち着いて、出来るだけ直近の周辺状況を確認する よう試みてください。
・出来る限り現地警察のアドバイスに従い、警察官が近くいる場合は、武器を所持していないこと明らかにするため自分の手が警察官に見えるようにしてください。
・アクティブシューティングの現場近くにいる場合は、 窓から離れていてください。
・銃撃戦の只中または近辺で発生している場合、すぐに身を潜め、次にその場所を出来るだけ素早く安全を確認しながら離れてください。他の人が一緒に離れるか否かは各人の判断に委ねてください。
・個人や仕事関連の所持品はその場に残して離れてください。通常の避難場所に集まるのは避けてください。
・シューティングが発生している場所や犯人が潜伏していると思われる場所に人が近づくのを止めてください。
・難を逃れたならば、当局が「 OK 」を出すまで、安全な場所にとどまってください。
・脱出が不可能な場合、オフィスや部屋に鍵をかけてとどまり、アクティブシューターが侵入しそうな箇所にバリケードを作ってください。ただし、脱出の可能性をあきらめずにその方法を考え続けてください。
・可能な限り音を立てないようにしてください。携帯電話などの機器は音が出ないようにしてください。
・安全な機会があれば 、できるだけ素早く警察に電話をかけ、自身の場所を伝えてください。アクティブシューターの場所が分かればそれも伝えてください。
・事件現場近くを走行している場合、警備強化による 遅延が発生することを心してください。当局の指示に 従い、いつでも写真付きのIDを提示できるよう確認してください。
・安全な場所にとどまり、ローカルニュースをモニターし、新しい情報に注意してください。
アンビルは、事件が終わり、状況が正常化するまでの間、ミュンヘンへの渡航をやめるようアドバイスします。
アンビルグループ・ジャパン
〒 105-0012 東京都港区芝大門1-10-11
Tel: 03-6880-9027 Fax: 03-6880-9201
enquiries@anvilgroup.com
(了)
ニュースリリースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/12/05
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/12/03
-
パリ2024のテロ対策期間中の計画を阻止した点では成功
2024年最大のイベントだったパリオリンピック。ロシアのウクライナ侵略や激化する中東情勢など、世界的に不安定な時期での開催だった。パリ大会のテロ対策は成功だったのか、危機管理が専門で日本大学危機管理学部教授である福田充氏とともにパリオリンピックを振り返った。
2024/11/29
-
-
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方