2019/09/02
ニュープロダクツ
![](https://risk.ismcdn.jp/mwimgs/0/c/670m/img_0c9629e82a60f7d0bb6f1dc2a0bcfcdf197359.jpg)
パロアルトネットワークスは2日、クラウドセキュリティ製品群「Prisma(プリズマ)」を日本で本格展開していくと発表した。クラウドを利用する企業や組織向けの安全強化として訴求。企業などのクラウド移行を推進する。
6月に本社のある米国で発表されており、日本語UIが整備され日本でも展開されることになった。企業でもオンプレミスからクラウドに移行が進む中で、社外からも様々な端末でアクセスが可能なクラウドに対するセキュリティ対策も求められている。Prismaは4つの製品で構成。「Prisma Access」はクラウドアクセスの際のセキュリティ機能提供、「Prisma Cloud」はセキュリティやコンプライアンス状況の可視化や監視、「Prisma SaaS」はSaaSアプリの可視化と管理、「VM-Series」はクラウドでも発揮する仮想化次世代ファイヤーウォールの仮想アプライアンス。
複数のクラウドを使用する環境下でも、一元管理・監視が可能。脆弱性の把握にも役立つ。販売店を通じて提供され、価格はオープン価格。パロアルトは米企業Twistlock社とイスラエル企業のPureSec社を「Prisma」の拡張のため買収している。2日に東京都千代田区の同社で行われた記者発表会で同社のクラウド セキュリティ スペシャリストの泉篤彦氏は「クラウドは昨年は移行中という企業が多かったが、今年は移行が済んだ企業が多く感じる」と述べた。さらに「クラウドはパスワードとキーペアがあれば、あらゆるソースにアクセス可能で、権限移譲すれば社外の人物もできる。性悪説に立った対策が必要」と説明した。
■詳細はこちら
https://blog.paloaltonetworks.com/2019/09/prisma-launch-japan/?lang=ja
(了)
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com:斯波 祐介
- keyword
- Prisma
- パロアルトネットワークス
- クラウド
- サイバーセキュリティ
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
3線モデルで浸透するリスクマネジメントコンプライアンス・ハンドブックで従業員意識も高まる【徹底解説】パーソルグループのERM
「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンとして掲げ、総合人材サービス事業を展開するパーソルグループでは、2020年のグループ経営体制の刷新を契機にリスクマネジメント活動を強化している。ISO31000やCOSO-ERMを参考にしながら、独自にリスクマネジメントの体制を整備。現場の業務執行部門(第1線)、ITや人事など管理部門(第2線)、内部監査部門(第3線)でリスクマネジメントを推進する3線モデルを確立した。実際にリスクマネジメント活動で使っているテンプレートとともに、同社の活動を紹介する。
2024/07/23
-
インシデントの第一報を迅速共有システム化で迷い払拭
変圧器やリアクタなどの電子部品や電子化学材料を製造・販売するタムラ製作所は、インシデントの報告システム「アラームエスカレーション」を整備し、素早い情報の伝達、収集、共有に努めている。2006年、当時社長だった田村直樹氏がリードして動き出した取り組み。CSRの一環でスタートした。
2024/07/23
-
「お困りごと」の傾聴からはじまるサプライヤーBCM支援
ブレーキシステムの開発、製造を手掛けるアドヴィックスは、サプライヤーを訪ね、丁寧に話しを聞くことからはじまる「BCM寄り添い活動」を2022年度から展開している。支援するのは小規模で経営体力が限られるサプライヤー。「本当に意味のある取り組みは何か」を考えながら進めている。
2024/07/22
-
-
危機管理担当者が知っておくべきハラスメントの動向業務上の指導とパワハラの違いを知る
5月17日に厚生労働省から発表された「職場のハラスメントに関する実態調査報告書」によると、従業員がパワハラやセクハラを受けていると認識した後の勤務先の対応として、パワハラでは約53%、セクハラでは約43%が「特に何もしなかった」と回答。相談された企業の対応に疑問を投げかける結果となった。企業の危機管理担当者も知っておくべきハラスメントのポイントについて、旬報法律事務所の新村響子弁護士に聞いた。
2024/07/18
-
基本解説 Q&A 線状降水帯とは何か?集中豪雨の3分の2を占める日本特有の現象
6月21日、気象庁が今年初の線状降水帯の発生を発表した。短時間で大量の激しい雨を降らせる線状降水帯は、土砂災害発生を経て、被害を甚大化させる。気象庁では今シーズンから、半日前の発生予測のエリアを細分化し、対応を促す。線状降水帯研究の第一人者である気象庁気象研究所の加藤輝之氏に、研究の最前線を聞いた。
2024/07/17
-
-
災害リスクへの対策が後回しになっている円滑なコミュニケーション対策を
目を向けるべきOTリスクは情報セキュリティーのほかにもさまざま。故障や不具合といった往年のリスクへの対策も万全ではない。特に、災害時の素早い復旧に向けた備えなどは後回しになっているという。ガートナージャパン・リサーチ&アドバイザリ部門の山本琢磨氏に、OTの課題を聞いた。
2024/07/16
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方