泉氏はクラウド移行へはしっかりした安全対策が重要だと説明した

パロアルトネットワークスは2日、クラウドセキュリティ製品群「Prisma(プリズマ)」を日本で本格展開していくと発表した。クラウドを利用する企業や組織向けの安全強化として訴求。企業などのクラウド移行を推進する。

6月に本社のある米国で発表されており、日本語UIが整備され日本でも展開されることになった。企業でもオンプレミスからクラウドに移行が進む中で、社外からも様々な端末でアクセスが可能なクラウドに対するセキュリティ対策も求められている。Prismaは4つの製品で構成。「Prisma Access」はクラウドアクセスの際のセキュリティ機能提供、「Prisma Cloud」はセキュリティやコンプライアンス状況の可視化や監視、「Prisma SaaS」はSaaSアプリの可視化と管理、「VM-Series」はクラウドでも発揮する仮想化次世代ファイヤーウォールの仮想アプライアンス。

複数のクラウドを使用する環境下でも、一元管理・監視が可能。脆弱性の把握にも役立つ。販売店を通じて提供され、価格はオープン価格。パロアルトは米企業Twistlock社とイスラエル企業のPureSec社を「Prisma」の拡張のため買収している。2日に東京都千代田区の同社で行われた記者発表会で同社のクラウド セキュリティ スペシャリストの泉篤彦氏は「クラウドは昨年は移行中という企業が多かったが、今年は移行が済んだ企業が多く感じる」と述べた。さらに「クラウドはパスワードとキーペアがあれば、あらゆるソースにアクセス可能で、権限移譲すれば社外の人物もできる。性悪説に立った対策が必要」と説明した。

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リスク対策.com:斯波 祐介