2019/11/01
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
希望者は全員避難
そして、台風当日10月12日です。
7時15分に気象庁は江戸川区に荒川流域(岩渕地点上流域)3日間積算流域平均雨量500ミリ予報を報告します。事態が想定しているよりも悪化していることが分かります。
江戸川区のハザードマップでは9時間前だと、広域避難はできないことが想定されています。3日間総雨量が500ミリに達するとの予報が台風当日に出てきた場合、実際にも交通機関の運休が決まっていたので、垂直避難や、それが難しい場合での状況に応じた避難しかできなくなります。
江戸川区は災害対策本部を10月12日8時に設置しました。
9時45分、広域避難を選ばなかった利用者の自宅付近で、避難勧告が発表されます。そのため、避難を希望されていなかった利用者の方が急きょ、やはり避難したいという声が出てきました。
台風当日も気が抜けない状態であったことが分かります。
この前後の「みんな」の会話です。
事態が急速に悪化する中、行政も含めた誰もがその段階での広域避難は困難になります。早期の決断や実践は、簡単ではありません。それでも、果敢にそれに挑んだSTEPステップえどがわの関係者の皆さまはすばらしいと思っております。時間はかかったものの、避難希望者と水害の危険がある利用者の避難は、当日の12時までに完了しました。
とはいえ、当日の心配はまだまだ続きます。
この後の えどがわメールニュースでは、12日18時12分と22時19分、13日1時32分と5時42分に以下の情報の発信が続きます。
■氾濫危険情報
【警戒レベル4相当情報[洪水]】荒川では、当分の間、氾濫危険水位を超える水位が続く見込み
さらに、13日4時8分には江戸川の情報も入ります
■氾濫警戒情報
【警戒レベル3相当情報[洪水]】江戸川では、氾濫危険水位に到達する見込み
13日には台風には通過していましたが、まだ氾濫の心配は残っていたことが分かります。
水位が下がるかどうか見守っていたところ、8時に江戸川区役所からメールが届きます。
このメールでみなさんがほっと一安心となりました。そして、同時にもちろん、まだまだ反省点や教訓も出てきたとお聞きしています。
そんな課題が見えてきたそうです。
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』の他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/08/05
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/08/04
-
-
-
-
令和8年熊本地震 猛暑の被災地で熱中症を避ける
最大震度7を記録した令和8年熊本地震。熊本県内では400超の避難所が開設され、約9千人が避難している(29日時点)。真夏の避難生活は、熱中症の危険性を確実に高める。しかもこれからは、猛暑・酷暑下での復旧活動が本格化し、多くの人々が被災地で活動する。現地で熱中症をどう防いだらいいか。熱中症と災害医療に詳しい、さいたま赤十字病院高度救命救急センターの席 望医師に対策を聞いた。
2026/07/30
-
令和8年熊本地震 広がるデマ、どう見分ける?SNSとの向き合い方
28日に発生した最大震度7を記録した熊本地震では、早くも豪華寝台列車「ななつ星」が脱線したなどのデマ情報が広く拡散された。災害のたびに、広くSNSで拡散される情報にどう向き合えばいいか。デジタル空間の情報分析を専門とする Japan Nexus Intelligence の竜口七彩氏に聞いた。
2026/07/29
-
-
事例研究で有事に備え、組織の体質改善で形骸化を防ぐ
組織レジリエンスの強化やサイバーセキュリティーの向上、サプライチェーンの強靭化など、危機管理やリスク管理担当者が関与する領域は年々拡大している。変化する社会状況にあわせ、担当者はどのように学び、備え、対応することが求められるのか。森総合研究所代表の森健さんは、自治体と企業で危機管理担当者としての経験を積み、現在はコンサルタントとして、企業や団体の危機管理の支援を手がけている。自身の経験を踏まえ、危機管理の担当者にどうアドバイスしているのか、話を聞いた。
2026/07/27
-


















※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方