2019/11/01
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
今回大丈夫でも次回は…
東日本大震災の教訓は、過去に被害が小さかったからといって、次回大丈夫と決して思わないことです。この教訓を真摯に受け止めるなら、災害ごとに対応が違い、想定外が起こることを想定しなければいけません。
行政が自主的広域避難を勧める3日前には広域避難勧告の条件を満たさなくても、状況の変化で危険な状況になりうることを今回の台風は教えてくれました。今後も、行政も住民も判断しにくい、いわば、判断のグレーゾーンになるような事態は、自然を相手に行動する以上、必ずでてきます。そんな中でも命を守ることができるのは、常に情報を得て、迷いながらも行動することであることを、このSTEPえどがわの行動は教えてくれるのではないでしょうか?
災害時要援護者であれば、避難は困難が伴います。災害前から避難を開始していたSTEPえどがわでさえも4日かかっています。迷ったら安全寄りに決断し、行動する大切さと難しさをSTEPえどがわの事例を通じ、共有していただければうれしいです。
(了)
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』の他の記事
おすすめ記事
-
-
家庭の防災は企業BCPとつながっている
昨今は社員の自主防災力向上に努めている企業も多いでしょう。この時期は災害時のルール周知に余念がないと思いますが、ポイントとして提案したいのが、家庭の防災と企業BCP のつながりをしっかり伝えること。「家庭と会社は別」と考えがちですが、家庭の防災力を上げないと企業の事業継続力も上がりません。メッセージを出すよいタイミングです。
2024/05/02
-
-
企業不正の実態と不正防止対策
本勉強会では、企業不正の実態と不正防止対策について解説していただきました。2024年4月23日開催。
2024/05/01
-
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月23日配信アーカイブ】
【4月23日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:南海トラフ地震臨時情報を想定した訓練手法
2024/04/23
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方