2019/11/14
お笑い芸人赤プルと共に学ぼう!ちょっくら防災!

ゴミ問題を笑いに
ここまでだと、食えない芸人がアルバイトを始めた話で終わってしまうんですが、滝沢さん、そのお仕事の中で気づいたことをツイッターに投稿すると、またたくまにたくさんの「いいね!」がつきバズったんです。
同じ事務所の有吉弘行さんがリツイートしてくださった事もあるかもしれませんが、滝沢さんのゴミあるあるは、やっぱり、ちゃんとネタになっていて、かと言って盛っているわけではなく、視点や角度、センスなんでしょうね。いつの日からか、滝沢さんのゴミあるあるのつぶやきをわたしも心待ちにしていいました。
『ゴミ清掃員の日常』
— マシンガンズ滝沢 (@takizawa0914) July 27, 2018
・焼却技術の進歩
を「漫画」にしてみました。#ゴミ清掃員の日常 pic.twitter.com/DsqFm08p5M
そんな滝沢さんのつぶやきがまとまって「このゴミは収集できません」という本になると、これまでに3冊もの本を出版することになり大ヒット! さまざまな講演会も、企業や省庁からも呼ばれる人気講師になっています。
そんな滝沢さんの経緯がこちらの記事にまとまっています。
https://career-ocean.com/ikikata-hatarakikata/interview-takizawa
滝沢さんのすごいところは、めちゃくちゃ真面目な社会問題を、どう笑いに変えて訴えられるかを常に考えているところです! 有識者が参加するような、真面目な講演でも、果敢に笑いをとりに行く姿をいつか拝見しにいきたいものです。
そんな滝沢さん、ゴミ清掃のバイトをされている他の芸人さんをレギュラーに毎月、「ゴミトーーーク」というお笑いライブをされているわけですが、今回、災害ごみもテーマにされていたので、防災芸人の赤プルをゲストで呼んでいただいたのです。
過日の台風19号での災害ごみが、東京でもたくさんあった事を、私はこのライブで知りました。このゴミたちがどのように回収され、最終的にどこに処理されていくのかー。初めてそこまで考えさせてもらいました。
社会が抱えるゴミ問題は根深いです!
滝沢さんは食品ロスや、容器包装なども勉強されているようです。
私は、もともと片付けが好きで、整理収納アドバイザーという資格も持っているのですが、「モノの持ち方」というところで共通点があり、時間が許せばもっともっと話したい、1時間半のライブでは物足りないなぁ〜と感じてしまいました!
とここで、気づいたのですが、自分が楽しくなって、ヒートアップしてしまっては、お客様が疲れてしまいます!(メモをとりながら熱心に聞いてくださった方もいますが)。なので物足りないくらいがちょうどいいんだろうなと思いますし、

同じくゲストで来られていた、元芸人さんで、芸人時代清掃員のバイトをされていた小川パンプキンさんは、当時のゴミ清掃員あるあるエピソードトークがめちゃくちゃ面白く、会場を爆笑の渦に巻き込んでいて、さすがだなぁと思いました。
バイト初日に車から降りた瞬間に足首を負傷してしまったり、ゴミを拾う瞬間、ふくらはぎの強烈な痛みに、かまいたちにやられたと感じながらも必死に働き、その後医者に行くと肉離れと判断され、清掃員さんたち(芸人でない人たち)に「使えないやばいやつが入った」とうわさされたり。その後、その仕事のために走って体を鍛えたり。それにより「あいつやるな!」と評価が上がった話まで。
小川パンプキンさんはただ今、塾の講師をされながら、税理士を目指してもっぱら勉強中のようですが、ここにも元芸人の根性を感じますし、滝沢さんが話す社会問題にも、真面目な答えを提案できる、優秀な頭脳に感動しました。
私は横でゲラゲラ聞きながら、もっと防災の話を笑いで伝えられたらいいなぁと勉強させてもらい、色々な課題が見えてきました。こんな風に、専門家の方々だけでなく、様々な分野の方達が、色々な意見をぶつけて合う事ができる場がもっとあったらいいなぁと単純に思ったりもしました。
お笑い芸人赤プルと共に学ぼう!ちょっくら防災!の他の記事
おすすめ記事
-
大阪・関西万博 多難なスタート会場外のリスクにも注視
4月13日、大阪・関西万博が開幕した。約14万1000人が訪れた初日は、通信障害により入場チケットであるQRコード表示に手間取り、入場のために長蛇の列が続いた。インドなど5カ国のパビリオンは工事の遅れで未完成のまま。雨にも見舞われる、多難なスタートとなった。東京オリンピックに続くこの大規模イベントは、開催期間が半年間にもおよぶ。大阪・関西万博のリスクについて、テロ対策や危機管理が専門の板橋功氏に聞いた。
2025/04/15
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/04/15
-
BCMSで社会的供給責任を果たせる体制づくり能登半島地震を機に見直し図り新規訓練を導入
日本精工(東京都品川区、市井明俊代表執行役社長・CEO)は、2024年元日に発生した能登半島地震で、直接的な被害を受けたわけではない。しかし、増加した製品ニーズに応え、社会的供給責任を果たした。また、被害がなくとも明らかになった課題を直視し、対策を進めている。
2025/04/15
-
-
生コン・アスファルト工場の早期再稼働を支援
能登半島地震では、初動や支援における道路の重要性が再認識されました。寸断箇所の啓開にあたる建設業者の尽力はもちろんですが、その後の応急復旧には補修資材が欠かせません。大手プラントメーカーの日工は2025年度、取引先の生コン・アスファルト工場が資材供給を継続するための支援強化に乗り出します。
2025/04/14
-
新任担当者でもすぐに対応できる「アクション・カード」の作り方
4月は人事異動が多く、新たにBCPや防災を担当する人が増える時期である。いざというときの初動を、新任担当者であっても、少しでも早く、そして正確に進められるようにするために、有効なツールとして注目されているのが「アクション・カード」だ。アクション・カードは、災害や緊急事態が発生した際に「誰が・何を・どの順番で行うか」を一覧化した小さなカード形式のツールで、近年では医療機関や行政、企業など幅広い組織で採用されている。
2025/04/12
-
-
-
防災教育を劇的に変える5つのポイント教え方には法則がある!
緊急時に的確な判断と行動を可能にするため、不可欠なのが教育と研修だ。リスクマネジメントやBCMに関連する基本的な知識やスキル習得のために、一般的な授業形式からグループ討議、シミュレーション訓練など多種多様な方法が導入されている。しかし、本当に効果的な「学び」はどのように組み立てるべきなのか。教育工学を専門とする東北学院大学教授の稲垣忠氏に聞いた。
2025/04/10
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方