実際の防災対応への生かし方

これまで見てきたように、過去の災害記録は「雨量」に置き換えて理解しておくのがコツです。「雨量」に置き換えておくと危機に至る時の目安が分かるので、実際の防災対応の役に立ちます。

大雨が見込まれるときには今後の雨の予測や観測値などの情報を入手し、過去に発生した時の雨量に近づく可能性を把握していきましょう。もしもそうした雨量に達しそうな場合には災害が発生するまで様子を見ようとせず、安全側に立って早めに手を打ち、災害の発生や拡大に備えた方が賢明です。

残念ながら、過去に大きな災害が発生したときと同じか、それを上回る規模の雨量になっていても防災対応が取られていない事態はしばしば発生します。雨量とセットにして過去の災害を頭に入れておけば、そうした「見過ごし」は避けられるはずです。ぜひ、今回ご紹介した方法を使って過去の災害を確かめ、大雨が降っている時の意思決定に役立てていってください。