2017/04/25
事例から学ぶ
BCPは、他社の真似事をしても機能しません。自社の環境に適した独自の方法を構築していくことが大切です。しかし、先進的な組織のBCPの取り組みを、細かく、パーツごとに解剖してみると、参考にできるものはたくさんあります。初動対応計画はどのように見やすく工夫しているのか、BIA(事業影響度分析)はどのように算出しているのか、サプライヤー管理はどのように行っているのか・・・。
リスク対策.com特別レポート「BCP徹底解剖」では、現場に密着した取材により、なかなか見ることのできない現場の細かな工夫、実際に使われているテンプレート類、マニュアル類など、他でも役立ちそうな取り組みの数々をわかりやすく紹介していきます。
全員参加と徹底した「見える化」
緩衝材の安定供給で顧客を支える / 生出(東京都瑞穂町)
包装資材や緩衝材の製造を手がける株式会社生出(東京都瑞穂町)は、2009年に世界的に大流行した新型インフルエンザパンデミックをきっかけにBCPの策定に着手。中小企業ながら事業継続マネジメントシステム(BCMS)の国際規格を認証取得し、自社が被災した場合や、社員の一部が出勤できなくなった場合でも顧客企業に製品を供給できる体制を整えている。
- keyword
- BCP
- BCM
- 事業継続マネジメントシステム
- ISO22301
- 生出
事例から学ぶの他の記事
おすすめ記事
-
事業継続マネジメントシステムの国際規格を学ぶ!ISO22301解説セミナー【アーカイブ配信】
2021年4月13日(火)に開催したオンラインセミナーのアーカイブ配信です。
2021/04/16
-
想定外に備えるには想定外を「想定」した訓練が必要だ
社会を支える基幹インフラは災害時でも絶つわけにいきません。高速情報通信網がまさにそうで、これが守られるか否かは人・組織の生き残りをも左右します。が、その役割を誰がどこで担っているかは、あまり知られていないのではないでしょうか。日本最大規模のデータセンターを保有するアット東京の「24時間365日ノーダウンオペレーション」の取り組みを紹介します。
2021/04/15
-
非常時に目標と道筋を示すことが危機管理担当者の役割
非常事態に中心的な役割を求められるのが危機管理担当者だが、求められる能力は何か。また、平時に はどのように備えればよいのだろうか。岩手大学で防災危機管理に係る人材育成に取り組んできた越野 修三・同大学客員教授は、危機管理担当者に求められるのは、非常時に際して「少ない情報から状況判断 して、目標は何なのか道筋を示すこと」だと語る。
2021/04/05