【概要】

経済学者で一橋大学経済学研究科・准教授の竹内幹氏のアイデアです。

人は自分ためよりも、利他心や責任感に訴えたほうが行動を起こしやすいという研究結果に基づいたポスターです。

以下、同氏のヤフーニュースへの投稿からの引用です。

「患者さんのためです」利他心や責任感に訴える

Grand and Hofmann (2011) “It’s not all about me: Motivating hand hygiene among health care professionals by focusing on patients,” Psychological Science, Vol.22, No.12, pp.1494-1499. (論文題名「私だけのことじゃない:患者にフォーカスすることで医療従事者の手の衛生を動機付ける」) 

米国の病院内の66の液体石鹸ポンプに、上記2種類のメッセージのどちらかをランダムに貼付し(もしくは統制群として簡潔なメッセージを貼付)、それぞれの液体石鹸使用量を2週間にわたって測定したもの。「手洗いは感染から患者さんを守ります」というメッセージで石鹸使用量は1.45倍に増加した(下図、論文表1より作成)。 
 

 

【使い方】

プリントアウトをして貼っていただくだけです。

掲示する場所に合ったメッセージを考えてきましょう。

【ダウンロード】

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