もしも災害の1日前に戻れたら!?
防災を自分ごとに
赤プル
茨城県常総市出身。2003年女性ピン芸人としてデビュー。エンタの神様、爆笑レッドカーペットなどの番組で、茨城の自虐ネタで注目を集める。2011年先輩芸人、元 坂道コロコロの松丘慎吾と結婚。2014年「チャイム」という夫婦コンビを組み、浅草漫才協会に所属。茨城大使・常総市ふるさと大使。整理収納アドバイザー。防災士。著書「おめえら、いつまでも調子に乗ってんじゃねーかんな」。
2017/05/19
女芸人赤プル、防災士になる!
赤プル
茨城県常総市出身。2003年女性ピン芸人としてデビュー。エンタの神様、爆笑レッドカーペットなどの番組で、茨城の自虐ネタで注目を集める。2011年先輩芸人、元 坂道コロコロの松丘慎吾と結婚。2014年「チャイム」という夫婦コンビを組み、浅草漫才協会に所属。茨城大使・常総市ふるさと大使。整理収納アドバイザー。防災士。著書「おめえら、いつまでも調子に乗ってんじゃねーかんな」。
みなさんこんにちは!防災士への道のりを着々と進む(少々遅れ気味でありますが汗)茨城県常総市出身の赤プルです。
防災士になるには、まず、防災士養成カリキュラムに基づき、33講目の研修を履修しなければなりません!
今まさに私は、あの分厚い防災士教本を読みながら、履修確認レポートというものに取り組んでいる真っ只中です。
「近年の自然災害に学ぶ」という第1講には、常総市の水害の事も載ってて、その早さにちょっと驚きました。つい最近の事がすでに教材として扱われているのです。
それと同じく驚いたのが糸魚川の大規模火災。半年前のことです。そして、災害っていうのは、地震や大雨だけでなく、火災も入るんだなるほどなぁなんて思っていたのです。
そんな矢先に、偶然糸魚川と同じ時期、去年の年末に火災にあった友人に会いました。都内某所での火災だったのですが、一階の飲食店から出火し、ビル全体に被害が出ました。
友人はそのビルの8階に新しくお店をオープンしたばかりだったそうです。当時の事を話す前に友人はわたしに言いました!
「耐火金庫買った方がいいよ」と。
「たいかきんこ」という名前も初めて聞いたし、存在も初めて知りました。友人曰く現金は燃えたら保証がないんだそうです。
でも、ここまで話を聞いても、私は耐火金庫を買わなくちゃとは思わないんですね。火災に遭った人を目の前にしても、防災を学んでいる私ですら自分の身には関係ないこと、私は大丈夫と思っているんだなと後から気づきました。(耐火金庫に入れる大金がないというのも現実ですが)
この意識、恐ろしいですよね。これが防災に対する普通の人の意識なんだろうなとも思いました。
当時の話しを聞くと、友人は下の階の火災報知器が聞こえた時、「うるさいな」と思いながら仕事を続けていたそうなんです。いよいよ自分の階の火災報知器が鳴った時も、本当に何かあったのかな?と半信半疑で念のため階段で一階までおり外に出ると、さっきまでいた自分たちのフロアから黒い煙が上がっていたというのです。
恐ろしくないですか?
まさか自分の身にそんな事が起きるとは想定していないものだから、友人は手ぶらで降りてしまい、財布が入ったカバンすら取りに戻れなかったというのです。
翌日、警察の方と水浸しになったビルに懐中電灯を頼りに入ると、そこは水浸しになっているだけでなく、真っ黒なススだらけで、焦げた匂いが激しかったそうです。
お店に入り、なんとか無事だった貴重品にホッとしたものの、新しくオープンするにあたり揃えた家具や、オフィス道具は泣く泣く手放したそうです。
もちろん生命があってよかった!というのは大前提として、日頃から自分がいつでも被災者になりうるという意識を持つべきだと。まずそこからなんだと思い知らされる友人の話でした。
それと同時に、体験した人の言葉には説得力があると感じました。
あの時こうしていれば、あの時こうだったらと、そこからものすごく高い防災意識が芽生えるんですね。
「災害の一日中前に戻れるとしたら、あなたは何をしますか」と問いかけ、多数の体験談を紹介した「一日前プロジェクト」のサイトにも、たくさんのエピソードが紹介されています!
■「一日前プロジェクト」(内閣府防災情報のページ)
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/ichinitimae/
起きてからでは取り返せないもの、日頃から高い意識を持っていくべと改めて考えさせられます。
色々な想定が必要になってくると思うのですが、自分の住んでいる地域、働いている地域がどのような場所なのか、家の中をどのようにしていれば安全が確保できるか、外で被災した時、何を持っていればいいかなど、最低限のことは心の準備として知っておきたいですよね!
こうやって、想像力を働かせて災害のことを我が事として考えることを、「防災を自分ごとにする」というそうです。とってもいい言葉ですね!
次回は、教本を読み知った、具体的ことについて触れていきたいと思います。
引き続き勉強頑張っとー!
(了)
女芸人赤プル、防災士になる!の他の記事
おすすめ記事
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/08/05
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/08/04
令和8年熊本地震 猛暑の被災地で熱中症を避ける
最大震度7を記録した令和8年熊本地震。熊本県内では400超の避難所が開設され、約9千人が避難している(29日時点)。真夏の避難生活は、熱中症の危険性を確実に高める。しかもこれからは、猛暑・酷暑下での復旧活動が本格化し、多くの人々が被災地で活動する。現地で熱中症をどう防いだらいいか。熱中症と災害医療に詳しい、さいたま赤十字病院高度救命救急センターの席 望医師に対策を聞いた。
2026/07/30
令和8年熊本地震 広がるデマ、どう見分ける?SNSとの向き合い方
28日に発生した最大震度7を記録した熊本地震では、早くも豪華寝台列車「ななつ星」が脱線したなどのデマ情報が広く拡散された。災害のたびに、広くSNSで拡散される情報にどう向き合えばいいか。デジタル空間の情報分析を専門とする Japan Nexus Intelligence の竜口七彩氏に聞いた。
2026/07/29
事例研究で有事に備え、組織の体質改善で形骸化を防ぐ
組織レジリエンスの強化やサイバーセキュリティーの向上、サプライチェーンの強靭化など、危機管理やリスク管理担当者が関与する領域は年々拡大している。変化する社会状況にあわせ、担当者はどのように学び、備え、対応することが求められるのか。森総合研究所代表の森健さんは、自治体と企業で危機管理担当者としての経験を積み、現在はコンサルタントとして、企業や団体の危機管理の支援を手がけている。自身の経験を踏まえ、危機管理の担当者にどうアドバイスしているのか、話を聞いた。
2026/07/27
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方