2020/05/08
防災・危機管理ニュース
コーティング材開発・製造販売の大成化工株式会社(千葉県成田市、稲生豊人社長)は、医療施設や老人介護施設に向けて清掃用アルコール剤「IPA70%(1リットル)」の無料配布を行う。
工業用アルコールIPAを清掃に応用。手荒れや臭気の問題を勘案し「マスク2枚、紙ナプキン2枚、ビニール手袋」をセットで提供する。配布単位は1リットルで、市販のスプレーボトルに移して使用。手の触れる機会が多いドアノブやデスクまわりの衛生保持に役立ててほしいとする。
応募は各施設1点まで。施設名、施設長名、収容人数、郵便番号、住所、電話番号、担当者名を記載のうえ件名に『「IPA70%」希望』と書いて、sales2@taisei-kako.co.jpまで申し込む。締め切りは5月15日、発送は5月19日から順次。応募多数の場合は抽選とする。施設向け配布のため、個人からの応募は受け付けない。
同社は新型コロナウイルスの感染拡大下、高齢者の健康維持や医療・介護従事者の支援に向けて自社でできることを検討。社員らが集まって「おじぃとおばぁを守るプロジェクト」を結成し、緊急措置として今回の支援を決めた。
詳細は同社ホームページhttps://www.taisei-kako.co.jpで。なお、IPA70%(1リットル)とIPA99%(16リットル)はグループ会社・大成ファインケミカルのECサイトhttps://store.shopping.yahoo.co.jp/taisei-el-shop/から購入することも可能(5月13日から)。
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月16日配信アーカイブ】
【4月16日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:熊本地震におけるBCP
2024/04/16
-
調達先の分散化で製造停止を回避
2018年の西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町。オフィス家具を製造するホリグチは真備町内でも高台に立地するため、工場と事務所は無事だった。しかし通信と物流がストップ。事業を続けるため工夫を重ねた。その後、被災経験から保険を見直し、調達先も分散化。おかげで2023年5月には調達先で事故が起き仕入れがストップするも、代替先からの仕入れで解決した。
2024/04/16
-
工場が吹き飛ぶ爆発被害からの再起動
2018年の西日本豪雨で隣接するアルミ工場が爆発し、施設の一部が吹き飛ぶなど壊滅的な被害を受けた川上鉄工所。新たな設備の調達に苦労するも、8カ月後に工場の再稼働を果たす。その後、BCPの策定に取り組んだ。事業継続で最大の障害は金属の加温設備。浸水したら工場はストップする。同社は対策に動き出している。
2024/04/15
-
動きやすい対策本部のディテールを随所に
1971年にから、、50年以上にわたり首都圏の流通を支えてきた東京流通センター。物流の要としての機能だけではなく、オフィスビルやイベントホールも備える。2017年、2023年には免震装置を導入した最新の物流ビルを竣工。同社は防災対策だけではなく、BCMにも力を入れている。
2024/04/12
-
民間企業の強みを発揮し3日でアプリ開発
1月7日、SAPジャパンに能登半島地震の災害支援の依頼が届いた。石川県庁が避難所の状況を把握するため、最前線で活動していた自衛隊やDMAT(災害派遣医療チーム)の持つ避難所データを統合する依頼だった。状況が切迫するなか、同社は3日でアプリケーションを開発した。
2024/04/11
-
-
組織ごとにバラバラなフォーマットを統一
1月3日、サイボウズの災害支援チームリーダーである柴田哲史氏のもとに、内閣府特命担当の自見英子大臣から連絡が入った。能登半島地震で被害を受けた石川県庁へのIT支援要請だった。同社は自衛隊が集めた孤立集落や避難所の情報を集約・整理し、効率的な物資輸送をサポートするシステムを提供。避難者を支援する介護支援者の管理にも力を貸した。
2024/04/10
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月9日配信アーカイブ】
【4月9日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:安全配慮義務
2024/04/09
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方