行動変容は新しい環境への適応(写真:写真AC)

■「心のチカラ」でパンデミックを乗り切るには

コロナウイルスが大流行している今日、私たちは感染症対策専門家会議が言うところの「行動変容」を迫られています。みなさんはこの「行動変容」という言葉、どのような意味でとらえていますか?

じっとがまんして、修行僧のように家に閉じこもっていることでしょうか。テレワークやオンライン飲み会、オンライン帰省、子供のオンライン学習等のことでしょうか。

行動変容は不自由な生活に甘んじること?(写真:写真AC)

いずれの行動変容も「しばらくの間、自由な活動を控えてがまんすること」というイメージに帰着することに変わりはありません。仕事もショッピングも気分転換も、家族で出かけることもできず、ストレスがたまる一方の生活を強いられている気分。「じゃあ、いつまで家にこもってがまんすればよいのだ?」という苛立ちが募るばかりです。

「行動変容」の意味や使い方については、厚生労働省のホームページにある「5つの行動変容ステージ」をご覧いただくとして、筆者の場合「行動変容」とは「新しい環境に適応すること」という意味でとらえています(最近使われるNew Normalの意味合いに近いものです)。
厚生労働省e-ヘルスネット:
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-07-001.html

リーマンショックや東日本大震災、頻発する台風・豪雨災害、そして今回のコロナショック。こうした一連の出来事は、私たちの社会・経済が、実は見かけほど盤石なものではなく、むしろガラス細工のように繊細で脆いものであることを教えてくれました。

社会・経済が、何か大きな環境の変化に曝されているのであれば、それを"これまで通り"に回復させる、元に戻すというよりは、その変化を見すえて私たち自身が柔軟に適応しながら回復していくこと大切ではないかと思います。

「新しい環境に適応する」といっても、適応の対象と適応の仕方は人それぞれ、組織それぞれです。肝心なことは、そうした変化への適応を前向きかつ持続的に進めていく「心のチカラ」を持つことではないでしょうか。

そのための方法の一つとして、今回から4回にわたり「レジリエンス」という心のチカラについてお話させていただきます。

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