2017/08/03
防災・危機管理ニュース
気象庁は7月26日、「気候変動レポート2016」を公表した。2016年の世界の年平均気温偏差は+0.45℃で、1891年の統計開始以降最も高い数値。日本は+0.88℃で、これも1898年の統計開始以降最高となった。エルニーニョ現象の影響が大きく、東日本の気温上昇が高くなっている。
世界・日本の年平均気温偏差は1981~2010年平均からの差で算出したもの。2016年春まで起こっていたエルニーニョ現象で太平洋熱帯域やインド洋熱帯域で海面水温が上昇。日本の南海上や東海上で平年より高気圧が強く、暖かい空気が流れ込みやすい状況だったことが気温上昇の要因と分析している。長期的に見ると世界の年平均気温は100年あたり0.72℃、日本は1.19℃の割合で上昇している。
日本の2016年の年平均気温の平年差(1981~2010年の平均値比)を見ると、東日本が+1.0℃で1946年の統計開始以降2004年と並び最高値。降水量は1981~2010年平均と比較して+212.3mm。レポートでは降水の日数は減少しているが日降水量100mm以上の大雨の年間日数は増加傾向にあるという。
2016年の台風発生数は26個で平年値25.6個と大差なし。台風1号の発生は7月3日で、統計のある1951年以降では1998年の7月9日に次ぐ遅さ。台風10号は統計開始以降初めて東北地方太平洋側から上陸した。
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
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