2020/07/14
中小企業をめぐるサイバー情勢と対策
被害に逢わないための対策
1. 取引先とのメール以外の方法での確認
振込先の口座の変更といった、通常とは異なる対応を求められた場合は、メールではなく、電話などで取引先に事実を確認する。
2. 普段とは異なるメールやフリーメールに注意
メールのやり取りで、いつもと違った言い回しや表現の誤りがないか注意する。また、攻撃者はフリーメールアドレスを使い、差出人の「表示名」の部分を実在する海外の取引先に細工するなどの手段を使うため、いつの間にか相手が別人になっている可能性を忘れないようにする。
3. 不審と感じた場合の組織内での情報共有
メールはさまざまなサイバー攻撃の入り口の一つとなっているため、注意深く取り扱う。また、不審なメールなどの情報を集約し、社内での情報共有を図って組織全体のセキュリティを向上させる。
4. ウイルス・不正アクセス対策
ビジネスメール詐欺では、攻撃に至る前に何らかの方法でメールが盗み見られている事例が多く、原因はウイルス感染や不正アクセスなどが考えられる。被害に遭う前に、「不審なメールの添付ファイルは開かない」「セキュリティソフトやOS、アプリケーションソフトは最新の状態を維持する」といった、基本的なウイルス対策を実施する。
警視庁サイバーセキュリティ対策本部公式ツイッター
テレワーク勤務のサイバーセキュリティ対策!(警視庁ホームページ)
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/cyber/joho/telework.html
- keyword
- 警視庁
- 警視庁サイバーセキュリティ対策本部
- テレワーク
中小企業をめぐるサイバー情勢と対策の他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/10/14
-
走行データの活用で社用車をより安全に効率よく
スマートドライブは、自動車のセンサーやカメラのデータを収集・分析するオープンなプラットフォームを提供。移動の効率と安全の向上に資するサービスとして導入実績を伸ばしています。目指すのは移動の「負」がなくなる社会。代表取締役の北川烈氏に、事業概要と今後の展開を聞きました。
2025/10/14
-
-
-
-
トヨタ流「災害対応の要諦」いつ、どこに、どのくらいの量を届ける―原単位の考え方が災害時に求められる
被災地での初動支援や現場での調整、そして事業継続――。トヨタ自動車シニアフェローの朝倉正司氏は、1995年の阪神・淡路大震災から、2007年の新潟県中越沖地震、2011年のタイ洪水、2016年熊本地震、2024年能登半島地震など、国内外の数々の災害現場において、その復旧活動を牽引してきた。常に心掛けてきたのはどのようなことか、課題になったことは何か、来る大規模な災害にどう備えればいいのか、朝倉氏に聞いた。
2025/10/13
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/10/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方