2017/09/29
防災・危機管理ニュース

情報処理推進機構(IPA)は28日、Windowsアプリケーションの利用における注意を行った。細工などが行われた悪意あるDLLファイルと脆弱性のあるアプリケーションが同じフォルダーに保存されている際、アプリケーションを実行すると悪意ある任意のコードが実行され、情報窃取などの危険性がある。
Windowsではアプリケーションは同じフォルダー内にあるDLLを優先的に読み込んで作動する。悪意あるDLLと脆弱性のあるアプリケーションが同じフォルダーにあると、アプリケーションがDLLを読み込むことで、攻撃が行われることとなる。
IPAはダウンロードフォルダに様々なファイルを入れっぱなしにし、問題あるDLLとアプリケーションが同じフォルダー内に存在しがちになることから、アプリケーションのダウンロードの際に新規フォルダーを作成しそこに保存する対策の実施を呼びかけ。またフォルダー内を確認し、不審なファイルを削除することも大事だとしている。
■ニュースリリースはこちら
https://www.ipa.go.jp/about/press/20170928.html
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
ランサムウェアの脅威、地域新聞を直撃
地域新聞「長野日報」を発行する長野日報社(長野県諏訪市、村上智仙代表取締役社長)は、2023年12月にランサムウェアに感染した。ウイルスは紙面作成システム用のサーバーとそのネットワークに含まれるパソコンに拡大。当初より「金銭的な取引」には応じず、全面的な復旧まで2カ月を要した。ページを半減するなど特別体制でなんとか新聞の発行は維持できたが、被害額は数千万に上った。
2025/07/10
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/07/08
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/07/05
-
-
-
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方