2017/11/01
防災・危機管理ニュース
外務省は1日、10月31日(現地時間)に起こった米・ニューヨークでの車両突入・銃撃テロを受けて注意喚起を発表した。ガードレールのない歩道の危険性の呼びかけや、観光地など人が集まりやすいところが標的になりやすい点などを指摘した。
今回のテロはマンハッタン地区において、男が小型トラックを暴走させその後発砲。少なくとも8人が死亡し10数人が負傷したもよう。外務省ではガードレールや街灯といった遮へい物のない歩道では車両突入の際に危険が大きいとして、注意を呼びかけている。
また外務省はイベント会場や観光施設、ナイトクラブ、レストランといった人が集まる場所はテロの標的になりやすいことを言明。周囲への注意のほかできるだけ滞在時間を少なくするよう指摘した。銃や爆弾に対しては頑丈なものの陰に隠れるほか、低い姿勢を保ち退避するよう対策を示した。また3カ月未満の出張や旅行の際は在外公館からメールで情報を受け取れる「たびレジ」の登録を呼びかけた。
フェイスブックは今回の事件を受け、「災害支援ハブ」を起動。自分の安否を友だちに伝えられる。また避難所や食料の配布先、移動手段などを探したり、逆に提供できることを知らせたりできるほか、事件に関する記事、画像、動画へのリンクもまとめている。
■ニュースリリースはこちら
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C230.html
■フェイスブック「災害支援ハブ」
https://www.facebook.com/crisisresponse/manhattan-new-york-violent-crime-oct31-2017/about/?source=search
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
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