スーパー台風が日本列島を襲う可能性も(写真:写真AC)

■ほぼ的中した未来予測

「地球上で最も多くの台風が生まれているのが、日本の南3000キロメートルの太平洋上。…海上の観測ブイのデータから浮かび上がったのは、通常より深くまで広がっていた暖かい海水の存在だ。台風に水蒸気を供給し続け、急激に気圧が降下する『急速強化』が起きていたのだ。さらにアメリカでは、航空機による長時間観測によって風速が一気に30メートル/秒強まる『急速強化』の過程がとらえられた。通常の台風の2倍以上の上昇気流『対流爆発』が発生し、加速度的に風速が強まっていた。…今後も海水温が上がり続ければ『スーパー台風』が頻発し、日本を襲う可能性が高まる。暴風によって送電網の鉄塔が倒れ大規模停電が発生、高潮で都心まで浸水…、最新のシミュレーションからは大都市の新たなリスクが見えてきた…」

これは、6年前の2014年8月31日午後9時に初回放送されたNHKスペシャル「巨大災害メガディザスター 地球大変動の衝撃 第2集 スーパー台風 "海の異変"の最悪シナリオ」の番組紹介ページの文の一部です。
https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20140831

とくに最後の「今後も海水温が上がり続ければ『スーパー台風』が頻発し、日本を襲う可能性が高まる。暴風によって送電網の鉄塔が倒れ大規模停電が発生…」の部分に既視感を覚えた人もいるでしょう。

2019年9月に日本の千葉県を直撃した台風15号による災害そのものではありませんか。台風15号はスーパー台風と呼べるほどの規模ではなかったものの、今や科学的知見やシミュレーションは、気候変動によって台風の性格が変わりつつあること、その結果どんな災害をもたらし得るのかをかなりの確度で予測できるようです。