2017/12/06
防災・危機管理ニュース
内閣府を中心とした政府の中央防災会議は5日、「国と地方・民間の『災害情報ハブ』推進チーム」の第3回会合を開催した。災害時の国、地方自治体、民間企業による情報共有システム「災害情報ハブ」の方針が示された。関係団体がICTを積極活用。現場での情報収集や整理には防災科学技術研究所が中心に整備するSIP4D(府省庁連携防災情報共有システム)を活用する方向。情報ごとに提供範囲や期間を決めていく。
道路やライフラインなどの被害や避難所、物資供給といった情報を官民で一元化し、利用できるようにする。様々な情報の様式を整え、SIP4Dを活用し、例えば地図上に道路不通状況や避難所情報を載せるなどわかりやすくして可視化する。情報は機械判読可能な形で提供するよう努める。
情報の入手条件として、提供期間や提供範囲を決めて登録する。範囲は(1)中央省庁限り(2)被災自治体まで(3)指定公共機関まで(4)制限なし―とする。最先端の情報としては、携帯電話の基地局情報を活用した被災者の避難動向がある。主な避難所から離れ車中泊などをしている被災者の動向も把握でき、支援につなげることができる。また経済産業省ではライフライン事業者や石油、小売など生活に重要な事業者や関係省庁、自治体などによる情報共有について検討会を設置する。
今年度中に官民によるチームを形成。2018年度から訓練も実施し、役割や課題の精査を行う。出席した小此木八郎・防災担当相は「万全な災害対応に官民連携が重要。オールジャパンでできることから実行することも大事だ」と述べた。実用化できるものは随時利用できるようにする方針。
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/06/23
-
W杯に水を差したDAZN契約プラン表示が原因で大炎上
世界最大のスポーツイベントであるサッカーのW杯が6月12日に開幕。日本は1勝1分けで決勝トーナメント進出を大きく引き寄せている。その裏でW杯の視聴契約を巡ってSNSで大炎上していたのが、スポーツコンテンツの配信会社であるDAZNだ。W杯の全試合を視聴できる年間契約プラン表記に問題があり、13日にお詫びを発表した。しかしその対応も反感を買い、炎上は継続。最終的には年間プラン自体を取り下げた。DAZNの何が問題だったのか、消費者問題に詳しい住田 浩史弁護士に聞いた。
2026/06/23
-
-
-
-
企業の副業解禁とコンプライアンス対策を支援
企業の副業解禁の流れが加速している。従業員は本業以外の労働を増やすことで、収入増が見込める。従業員が副業で獲得したスキルで、本業への貢献も期待できる。企業側にとっても、副業は採用活動に活用できる。業務発注から関係を深めてからの転職や採用後のミスマッチを防止する効果がある。一方で、副業の一般化に伴い、同業他社での競業や情報漏えい、ブランド毀損、過重労働など、副業リスクは増加している。フクスケ(東京都千代田区)は、企業の副業制度の運用支援に加え、副業コンプライアンス向上に関するデータを分析し、リスク診断サービスも提供している。代表取締役社長の小林大介さんに、企業の副業解禁がもたらす影響について話を聞いた。
2026/06/12
-
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方