2018/01/26
防災・危機管理ニュース
気象庁は26日、群馬県にある草津白根山の火山活動に関する火山噴火予知連絡会拡大幹事会を開催。火山活動は高まったままの状態が続いていて、当面は23日の最初の噴火と同程度の噴火が起こる可能性があるとの見解を発表した。また今回の噴火で複数の火口が生じていることもわかった。
会議では鏡池の北側に複数の火口があることを確認。23日にゴンドラが停止し約80人が取り残された白根火山ロープウェイの山頂駅から火口群は500m弱しか離れていない。大きな噴石が1kmを超えて飛散したという。
拡大幹事会では当面は23日と同程度の噴火が発生する可能性が高いと見解に盛り込み、大きな噴石のほか、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が降ることにも注意を呼びかけている。気象庁では草津町役場に監視カメラを置き、25日から常時インターネットで公開。さらに鏡池と役場の中間あたりにあるレストハウスに地震計や空振計を置き、監視を強める。
■ニュースリリースはこちら
「火山噴火予知連絡会拡大幹事会~草津白根山の火山活動に関する見解について~」
http://www.jma.go.jp/jma/press/1801/26a/kakudaikanjikai180126.html
「草津白根山における監視強化について」
http://www.jma.go.jp/jma/press/1801/25b/kusatu-shiranesan180125.html
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
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