視覚記号は見て分かるが、向きの誤認

「左側にお立ちください」と「右側にお立ちください」ですが、左側にお立ちくださいを右側にお立ちください、右側にお立ちくださいを左側にお立ちくださいと、逆方向から認識することもあります。

上りエスカレーターと下りエスカレーターのように矢印があれば進行方向が確実に分かりますが、もしかしたら関東と関西でエスカレーターの立ち位置の違いからくる向きの誤認もあるかもしれません。

努力義務で問題は解消されるのか?

リスク対策.com様のホームページを拝見している方は、リスクマネジメントも考えていると思います。

そもそも努力義務で「エスカレーターでは歩かせないことはできるのか?」という疑問が生じます。また、条例案が施行された場合、正義感の強い人がエスカレーターで歩いていた人に注意したところ、日本人に多い、自分より弱い人だと判断して逆切れした暴力事件は必ずあるでしょう。

私は障害者のコンサルティングをしています。エスカレーターを含めた構造を変えることで、合理的かつスマートに解消されるのではないかと思います。
例えば、1段に二人並ぶエスカレーターではなく、1段に一人しか乗れないエスカレーターにする。もし、人が多いところであれば、1段に一人しか乗れないエスカレーターを2台以上設置します。

そして、手前側を階段にして、急ぐ人には階段を使わせるように誘導して、奥側にエスカレーターを設置し、車いす利用者、ベビーカー利用者、スーツケース・キャリーバッグ利用者などに対してエレベーターを設置します。

「仏作って魂入れず」の名ばかりの法律やキャンペーンにお金と時間をかけても、税金のムダになってしまうでしょう。「障害者に優しいと、全ての人に優しい」こともあり、障害者の課題が解消すれば、おのずと高齢者、妊娠中の方、ベビーカー利用者、小さいお子さん、足などをけがされた方、急に体調が悪くなった方など、全ての人が恩恵を受けることができるのです。