写真を拡大 厚生労働省は19日、2017年の労働災害発生状況の速報値を発表した(出典:厚労省資料)

厚生労働省は19日、2017年の労働災害発生状況の速報値を発表した。死亡者数は917人で前年比4.9%増加。2年連続で過去最少だった前年までを覆す結果となった。死傷者数は11万4842 人と2.5%増加。2012年比の目標15%削減に対して、0.3%増加する結果となった。

特に死亡者数が多い業種は、建設業が304人(前年比7.0%増)、製造業が156人(5.5%減)、陸上貨物運送事業が124人(39.3%増)。死亡要因は、高所からの「墜落・転落」が252人(11.0%増)と最も多く、ついで「交通事故(道路)」が194人(同7.2%減)、機械などによる「はさまれ・巻き込まれ」が139人(8.6%増)だった。

労働災害による死傷者数(死亡・休業4日以上)は11万4842人で、前年の11万2087人に比べ2.5%増加している。死傷者数が多い業種は、製造業が2万5621人(0.9%増)、建設業1万4528人(0.9%増)、陸上貨物運送事業が1万4161人(5.5%増)となった。死傷原因は、つまずきなどによる「転倒」が2万6946人(4.2%増)、高所からの「墜落・転落」が1万9528人(1.8%増)、腰痛などの「動作の反動・無理な動作」が1万5094人(8.4%増)となった。

厚労省では、5年おきに労働災害防止計画を定めており、2017年は第12次計画(2013~17年)の最終年となった。計画では死傷災害・死亡災害ともに2012年と比べ5年後に15%以上減少させる目標を示していた。死傷災害は最終的には2012年比0.3%増加となった。死亡者数も全体では減少で推移したものの、結果は12.3%減と、目標には及ばなかった。

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(了)

リスク対策.com:峰田 慎二