日向コミュニティ振興会による水路マップの説明の様子

国土交通省は13日、「平成29年度雪処理の担い手の確保・育成のための克雪体制支援調査活動報告会」を東京都港区のAP浜松町で実施した。共助のため先進的な除排雪への取り組みを行う団体を国交省が募集。選出され同省が支援を行った10の地域団体などの取り組みが報告された。

支援を受けたのは(1)社会福祉法人上富良野町社会福祉協議会(北海道上富良野町)(2)苫前町まちづくり企画(北海道苫前町)(3)弘前市防災マイスター連絡会(青森県弘前市)(4)社会福祉法人南部町社会福祉協議会(青森県南部町)(5)滝沢市上の山自治体(岩手県滝沢市)(6)三瀬地区自治会(山形県鶴岡市)(7)日向コミュニティ振興会(山形県酒田市)(8)社会福祉法人棒東村社会福祉協議会(群馬県棒東村)(9)社会福祉法人伊自良の里振興協会(福井市)(10)スノーレンジャー(島根県飯南町)

国交省では2017年に除排雪を行う団体を募集。10団体を選定。雪が降る前の同年秋にスタートアップ交流会を実施。有識者のアドバイスを受けられたり、他団体の取り組みを聞く機会を設けたりといった支援を行った。

発表を行った日向コミュニティ振興会では、雪に隠れ転落すると危険な水路の「見える化」を実施。東北公益文科大学と地理情報システム(GIS)を用いた水路マップを作成。ネット上のマップにラインで水路の位置を示した。

(了)

リスク対策.com:斯波 祐介