2021/06/23
ニュープロダクツ

電動・空気工具を製造・販売する工機ホールディングスは、電動工具ブランド「HiKOKI(ハイコーキ)」から、同社独自のリチウムイオン電池「マルチボルト蓄電池」(BSL 36B18、36〜18ボルト)に対応したコードレス冷温庫の新製品「UL 18DB」を販売する。着脱可能な仕切によって2部屋に分割し、異なる温度設定が可能な「2部屋モード」を備え、冷蔵と冷凍を同時に行えるもの。
同製品は、摂氏マイナス18度と、マイナス15~60度の5度単位による17段階での細かな温度設定が可能。庫内に入れるものが少ない時は「片部屋モード」に設定することで、電池の減りを抑えられる。収納容量は25リットル。標準的な2リットルのペットボトルを立てた状態で6本、500ミリリットルのペットボトルを立てた状態で15本、横置きで25本収納できる。
標準付属する「マルチボルト蓄電池」の連続運転時間(1個使用時)は、環境温度30度・1部屋モード・庫内設定温度マイナス18度(保冷)の場合で約3時間30分、庫内設定5度(保冷)の場合で9時間15分(同)。環境温度30度・2部屋モード・庫内設定温度マイナス18度/5度(保冷)の場合で約4時間(同)。環境温度0度・1部屋モード・庫内設定温度60度(保温)の場合で約3時間30分(同)。電池2個の使用も可能。
蓄電池の充電は、コンセント、車載電源、蓄電池(バッテリー)の3電源に対応する。充電しながらの保冷・保温も可能。また、USB端子がついており、蓄電池(バッテリー)からのスマートフォンの充電も行える。
そのほか、5インチのゴム製大形キャスターや、肩にかけて持ち運べるショルダーベルトが付属する。庫内の水抜きに便利なドレンコックも備え、庫内の水洗い後、本体を逆さにする必要がなく、簡単に水抜きができる。さらに、両側2箇所にLEDライトを配置し、暗い場所でも庫内が見やすい工夫も備える。防水保護等級は IPX4。
希望小売価格は、マルチボルト蓄電池「BSL 36B18」1個付の「UL 18DB(WM/WMG)」が8万7800円(税別)。蓄電池別売りの「UL 18DB(NM/NMG)」が6万9800円(税別)。カラーバリエーションは、アグレッシブグリーンとフォレストグリーンの2色。
■プレスリリース
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
白山のBCPが企業成長を導く
2024年1月1日に発生した能登半島地震で震度7を観測した石川県志賀町にある株式会社白山の石川工場は、深刻な被害を受けながらも、3カ月で完全復旧を実現した。迅速な対応を支えたのは、人を中心に据える「ヒト・セントリック経営」と、現場に委ねられた判断力、そして、地元建設会社との信頼関係の積み重ねだった。同社は現在、埼玉に新たな工場を建設するなどBCPと経営効率化のさらなる一体化に取り組みはじめている。
2025/08/11
-
三協立山が挑む 競争力を固守するためのBCP
2024年元日に発生した能登半島地震で被災した三協立山株式会社。同社は富山県内に多数の生産拠点を集中させる一方、販売網は全国に広がっており、製品の供給遅れは取引先との信頼関係に影響しかねない構造にあった。震災の経験を通じて、同社では、復旧のスピードと、技術者の必要性を認識。現在、被災時の目標復旧時間の目安を1カ月と設定するとともに、取引先が被災しても、即座に必要な技術者を派遣できる体制づくりを進めている。
2025/08/11
-
アイシン軽金属が能登半島地震で得た教訓と、グループ全体への実装プロセス
2024年1月1日に発生した能登半島地震で、震度5強の揺れに見舞われた自動車用アルミ部品メーカー・アイシン軽金属(富山県射水市)。同社は、大手自動車部品メーカーである「アイシングループ」の一員として、これまでグループ全体で培ってきた震災経験と教訓を災害対策に生かし、防災・事業継続の両面で体制強化を進めてきた。能登半島地震の被災を経て、現在、同社はどのような新たな取り組みを展開しているのか――。
2025/08/11
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/08/05
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/08/05
-
-
カムチャツカ半島と千島海溝地震との関連は?
7月30日にカムチャツカ半島沖で発生した巨大地震は、千島からカムチャツカ半島に伸びる千島海溝の北端域を破壊し、ロシアで最大4 メートル級の津波を生じさせた。同海域では7月20日にもマグニチュード7.4の地震が起きており、短期的に活動が活発化していたと考えられる。東大地震研究所の加藤尚之教授によれば、今回の震源域の歪みはほぼ解放されたため「同じ場所でさらに大きな地震が起きる可能性は低い」が「隣接した地域(未破壊域)では巨大地震の可能性が残る」とする。
2025/08/01
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方