GW、いかがお過ごしですか?(Photo AC)

いよいよ待ちに待ったゴールデンウィークですね。なかには9連休を取られた方もいらっしゃるようで、ステキだと思います。

私は年に十数回、海外安全調査などの仕事で海外に行きますが、特にアジアや南米へ行くときには、場所にもよりますが、日本では発生していない動物や蚊・マダニなどが媒介する病気が流行していることがあり、いつも注意しています。

ところで、海外に行かれる際に行き先国の情報をチェックされていますか?
https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html

旅レジへの登録もお忘れなく。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

もちろん、野良犬や猫、他の様々な動物に接触しないように気をつけていますが、感染症には、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が数日から1週間以上と長いものもあるようです。


出典:Zoonosis: How are diseases passed from animals to humans? (2/2)

渡航中あるいは帰国直後に症状がなくても、しばらくしてから具合が悪くなることがありますので、渡航前の予防接種はもちろん、現地でも感染予防の注意が必要ですね。

旅行は楽しみに行くものなので、旅行前に感染症等はあまり考えたくはないですが、現地で自分や同行者が犬に噛みつかれたりしたときのために、一応知っておきたいと思います。

■ゴールデンウィークにおける海外での感染症予防について
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/travel-kansenshou.html

■動物由来感染症ハンドブック2018
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000155227.pdf

上記の資料にも詳しく記述がありますが、動物由来感染症のほとんどは潜伏期間があります。日本へ訪れる、海外からの動物由来感染症に感染している旅行者が入国し、日本での旅行中に発症。感染源を何らかの形で日本国内に残したまま、帰国してしまうケースもあるようです。

そういう意味では、知らないうちに海外からの動物由来感染症に感染している旅行者が利用した観光地の公衆トイレ施設や洗面所などで感染してしまい、自宅で飼っているペットに感染し。。と見えないところで、連鎖的に感染経路を増やしてしまう可能性もあると言えます。

下記のビデオはとても分かりやすく説明しています。


出典:Zoonotic Disease in the Veterinary Hospital

私はいつも100円ショップで買った香水のアトマイザーにアルコールを入れて持ち歩き、気になった手の感触の時にはすぐにスプレーして、手をよく洗うことにしています。

また、数年前に国立感染症研究所の先生からお伺いした「クロスドミナンス」という感染予防方法があり、いつも実施しています。

クロスドミナンス(cross-dominance)とは、箸は左手で使うが、筆記は右手でおこなうなど、用途によって使い勝手のいい手が違うことを指す。日本語では「交差利き」「分け利き」などと呼ばれることがあるが定着はしておらず、英語でそのまま呼ばれることのほうが多い。(出典:Wikipedia)


世界中の公共施設は右利き用にできているため、何らかの菌が多く付着していることが多いです。そのためドアの取っ手や押しボタンなどは、左手か、右手の甲の部分で触る習慣を身につけるだけで、感染する確率が大幅に減るそうです。

特に右利きの人は、右手で食べるため、右手が感染経路になることも多いようです。海外に行ったときや日本国内の観光地の公共施設は、左手で操作した方が良さそうです。

これからの季節、さまざまな菌が増殖しやすい時季になりそうですが、動物由来感染症に限らず、さまざまな感染症に「クロスドミナンス」で予防したいですね。

できれば、小さな子供さんの時から「クロスドミナンス」を身につけさせると病気の少ない子供に育つのかもしれません。

それでは、ステキなゴールデンウィークをお過ごし下さいね。

(了)


一般社団法人 日本防災教育訓練センター
https://irescue.jp
info@irescue.jp