(イメージ:写真AC)

今年、新型コロナウイルスによる自宅待機で、多くの家庭が断捨離を行い、大量のゴミが出たようだが、危険ゴミとされているスプレー缶(殺虫剤や整髪料など)、カセット式ガスボンベ、シングルバーナー用のガスカートリッジ(キャンプで使用するものなど)、またリチウムイオン電池類や使わなくなったマッチなどが燃えるゴミと一緒に出されているケースが日本各地で多数あった。

特に携帯電話(スマホ)や加熱式たばこのバッテリーとして使われているリチウムイオン電池が、ゴミ収集車後部の投入ホッパー(ゴミを庫内に掻き入れるドアの部分)に潰されたときの圧力によってショートし、発火したケースが3件相次ぎ、全国でも、同じような要因でゴミ収集車内での発火件数が増えている。

■リチウムイオン電池等の発火物が原因になる発煙・発火トラブル
https://www.jcpra.or.jp/municipality/dangerous/tabid/757/index.php

外見からはリサイクルマークでのみ表示されているため、その意味を知らない人には分かりにくいが、モバイルバッテリーや加熱式たばこなどには、「リチウムイオンバッテリー」が搭載されており、ゴミ収集車の庫内に積み込まれるとゴミを圧縮する際にプレスプレートに押しつぶされて発火し、火災に至る恐れがあるため、リチウムイオンバッテリー搭載製品は分別方法など含め各自治体の指示に従って廃棄する必要がある。

(出典:YouTube/(独)製品評価技術基盤機構)

3つの矢印の「リサイクルマーク」
https://www.jbrc.com/project/distinguish/

上記のビデオのようにゴミ収集車の投入ホッパー(投入口)部分での引火は、燃焼物の除去や初期消火が容易ではあるが、引火に気付かず、または除去に間に合わずに庫内で引火した場合、いち早く内容物を路面などに排出して外部で消火した方がよい。しかし消火のために路面に広げたゴミの量、場所や時間帯によっては、長時間の大渋滞になってしまい、交通への影響はさまざまな道路利用者にとって、大きな障害になってしまう。