2018/05/10
防災・危機管理ニュース

国土交通省は7日、「2018年濱口梧陵(はまぐち・ごりょう)国際賞」の募集を開始したと発表した。6月8日まで津波や高潮などに対する防災・減災に対して功績をあげた国内外の個人・団体を募集する。
同賞は国際津波・沿岸防災技術啓発事業組織委員会が事務局となり2016年に創設。これまで国内外の研究者以外に2016年に警報発令を迅速化したチリ内務省国家緊急対策室、2017年には南海トラフ地震対策が評価され高知県黒潮町が受賞している。受賞者は2年間で4名2団体。
選考の対象となるのは2017年12月末までの業績。応募は推薦で、実務者の推薦は大学、指定行政機関、地方自治体の職員が行える。研究者の推薦は特に資格は問わない。学識経験者を中心とした選考委員会で7月に受賞者を決定する。授賞式は11月上旬の予定。
賞の名前の由来となっている濱口梧陵は1854年の安政南海地震で現在の和歌山県広川町付近に津波が押し寄せた際、稲わらに火を放ち目印にし、村人を誘導した「稲むらの火」で知られている。
■ニュースリリースはこちら
http://www.mlit.go.jp/report/press/port07_hh_000108.html
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2023年3月28日配信アーカイブ】
【3月28日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:内閣府事業継続ガイドラインの改定/ヘルメット努力義務化
2023/03/28
-
-
-
-
組織の垣根を越えるリスクマネジメント活動
住宅建材・設備機器メーカー大手の株式会社LIXILHOUSING TECHNOLOGYは「体系化」「情報」「活動」の3軸をベースにリスクマネジメントを展開。重点活動の一つが、自然災害リスクに対する対応力向上活動です。災害による被害の最小化は住宅建材設備を供給する者の責任と位置付ける同社の取り組みを紹介します。
2023/03/19
-
コカ・コーラにおけるリスクマネジメントERMとリスク対応計画の枠組み
ザ コカ・コーラ カンパニーは、ビジネスにおいて何らかのリスクが発生し悪影響を及ぼす可能性があることを認識し、それらに対処するプロセスを展開しています。日本においても、日本コカ・コーラをはじめ全国のコカ・コーラボトラーズ各社と連携を図っています。包括的企業リスク管理(ERM)プログラムによって、ビジネスに破壊的な影響を及ぼすリスクの軽減戦略を実行すると同時に、ビジネスの機会を積極的に模索しスマートにリスクをとることを可能にしています。取り組みの内容を日本コカ・コーラ株式会社 広報・渉外&サステナビリティ推進部 リスクマネジメント&クライシスレゾリューション シニアマネジャーの清水 義之さんにご発表いただきました。2023年3月14日開催。
2023/03/16
-
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方