2021/12/17
ニュープロダクツ
情報技術開発は、“音の見える化”により、聴覚障がい者・難聴者が感じる日常生活や就労時の不自由さ・身の危険を解消し、社会参加しやすい環境を整えるためのスマートフォンアプリ『Sound Display(サウンドディスプレイ)』を提供する。AIを活用して身の回りの音を認識してユーザに通知する「音認識機能」と、プリセット音以外で認識してほしい音をアプリ内から録音・登録できる「音登録機能」を備えたもの。
「音認識機能」では、プリセット音として、緊急地震速報(テレビ)、火災警報器、緊急車両(パトカー・消防車・救急車)、インターホンの音を認識し、アプリの音通知画面、PUSH通知、LEDライト、スマートウォッチなどで通知を行う。
「音登録機能」では、プリセット音に加えて音を登録することで、個々人の環境に合わせた音の認識が可能となる。最大5個の音登録が可能。録音アプリなどで録音した音をSound Displayに連携して音登録することもできる。
主な使い方・利用シーンとしては、聴覚に障がいのある人の暮らしの中で、「来客や宅配を待たせないようにインターホンが鳴ったことに気付きたい」、「火災報知器が鳴ったことに気付いて危険から身を守りたい」といった場合や、健常者の日常において「冷蔵庫の開けっ放し音」や「風呂場からの呼び出し音」といった気付きにくい音に気づきたい場合の活用を提案する。
同アプリの提供価格は無料(音登録最大5個まで)。App Storeから入手できる。
同社は、現在提供中の個人向けiOS版のほか、2022年1月に個人向けAndroid版、2022年度には法人への提供開始を目指す。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/12/05
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/12/03
-
パリ2024のテロ対策期間中の計画を阻止した点では成功
2024年最大のイベントだったパリオリンピック。ロシアのウクライナ侵略や激化する中東情勢など、世界的に不安定な時期での開催だった。パリ大会のテロ対策は成功だったのか、危機管理が専門で日本大学危機管理学部教授である福田充氏とともにパリオリンピックを振り返った。
2024/11/29
-
-
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方