2022/01/31
防災・危機管理ニュース
東京都は、企業の防災担当者に対して、平時から防災につながるさまざまなコンテンツを提供するとともに、災害時や災害が予見される場合は、一斉帰宅の抑制や出社の抑制を呼び掛けられるようなネットワークづくりに乗り出す。来年度予算に防災リーダー制度の創設として1億円を計上した。
東京都は昼間人口が多く、企業の従業員の安全確保や、一斉帰宅・出社の抑制が社会的影響を減らす上でも鍵となる。これまでも一斉帰宅の抑制を目的に帰宅困難者対策条例を制定するなどの取り組みを進めてきたが、これまで以上に企業の協力を得やすくするため、企業の防災の実効力を高めてもらうとともに、災害時や災害が予見される場合には、直接、減災につながる行動を呼び掛けられるようにすることがねらい。
平時に流すコンテンツは、会社での備蓄や転倒防止など基本的な防災対策が多くなる見通し。防災リーダーになるための講習会などは考えていない。「まずは少しでも多くの企業に登録をしてもらえる仕組みを整えたい」と都総合防災部の担当者は話している。3月にも登録サイトを立ち上げ、総合防災部のホームページやSNSを通じて登録を呼び掛けていく予定だ。
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/07/05
-
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/07/01
-
-
-
「ビジネスイネーブラー」へ進化するセキュリティ組織
昨年、累計出品数が40億を突破し、流通取引総額が1兆円を超えたフリマアプリ「メルカリ」。オンラインサービス上では日々膨大な数の取引が行われています。顧客の利便性や従業員の生産性を落とさず、安全と信頼を高めるセキュリティ戦略について、執行役員CISOの市原尚久氏に聞きました。
2025/06/29
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方