「クールブローウェア CB1」、4月上旬から販売開始

写真を拡大「クールブローウェアCB1」使用例(ヘルメット、マスク及び手袋は製品に含まれません)

デュポン株式会社(東京都千代田区)は、昨年3月に開始したデュポン・興研・アゼアスの共同事業における初の新製品「クールブローウェア CB1」を4月上旬から発売を開始する。

「クールブローウェア CB1」は、過酷な作業現場において作業員を熱中症から守るために開発された、送風ユニットおよびフィルターと専用のデュポン™タイベック®製防護服を組み合わせた画期的な製品。

防護服を着用して作業する場合の熱中症対策が近年必要とされているが、現在は保冷剤の使用が一般的な方法。しかし、保冷剤の冷却持続時間や重さ、冷却範囲が保冷剤周辺に限られるなど効果は限定的であると評価されていた。

「クールブローウェア CB1」は、首元から送風することで、防護服全体に空気を送り込み、汗が蒸発する際の気化熱を利用して冷却効果を高めるように設計。また、送風により、防護服内が適度に膨らむので、防護服と肌が密着することが無く、快適性を得ながら作業効率を維持する事が可能だ。さらに、防護服内が陽圧に保たれるため、防護性能をより高めることにもつながる。

設計段階では、フェイス部分とマスクの密着性を高める事も考慮され、通常は身体前側にある着脱用ファスナーを後ろ側に変更。その結果、顎部分のフラップが不要になり、防護服とマスクのフィット性能が格段に向上した。

「クールブローウェア CB1」は、原子力発電所、アスベスト除去、感染症対策、インジウムの取扱い、製薬関係などの作業現場を想定して開発。「クールブローウェア CB1」の送風ユニットおよびフィルターは興研株式会社、専用のデュポン™タイベック®製防護服はアゼアス株式会社が製造する。

発売開始予定は4月上旬で、興研またはアゼアスの両社から購入が可能。

【価格および構成】
・製品名:クールブローウェア CB1
・標準価格:33,500円/セット
・構成:送風ユニットCBU1(充電池・充電器付)、アルファリングフィルタ サカヰ式BRD-72、デュポン™タイベック®製防護服CBW1

【問い合わせ先】
デュポン株式会社
プロテクションテクノロジー事業部 担当:池田
TEL:03-5521-2857