2016/08/04
ニュープロダクツ
米粉100%使用の非常食クッキー

亀田製菓グループの尾西食品株式会社が2015年10月27日に販売を開始した非常食クッキー「尾西のライスクッキー」は、アレルギー物質(特定原材料等)27品目を使用せず、食の安全に徹底して配慮している。
通常、クッキーの材料として最も用いられる「小麦・乳・卵」を使用せず、主原料には米粉を100%使用した。特定原材料等27品目とは、アレルギー物質のとして表示義務のある特定原材料7品目(卵、乳、小麦、そば、落花生、甲殻類(えび・かに))と、特定原材料に準ずる20品目の計27品目をいう。
安心の上、おいしさへのこだわりもある。
これまでの非常用のクッキーは硬いものが多いため、同社は老舗洋菓子店の株式会社美松(新潟県長岡市)のクッキー製法を取り入れ、口どけのよいサクサクした食感になるように新潟県産米粉とココナッツなどを使用し、子どもから高齢者まで食べやすいクッキーを作り上げることに成功した。親会社の亀田製菓は、米どころ新潟県の企業であることも安全な原料にこだわることができる理由の1つだ。
また長期保存の視点として、製品劣化の要因である光・酸素・湿度から守るためアルミ蒸着袋と脱酸素剤を使用し、5年保存と常温での備蓄を可能にしている。
尾西食品は、従来よりノンアレルギー製品への取り組みを続けており、定期的に製品のアレルギー物質検査を実施することで衛生面やアレルゲン対応への管理体制を徹底してきた。包装作業は完全に隔離された専用作業場のクリーンブースでノンアレルギー製品専用の包装機で行うためアレルギー物質の混入の恐れは極めて小さいという。
これにより、安全な備蓄食を提供し続ける尾西食品のラインナップに、災害時にも安心して食べられるおいしい非常食クッキーが新たに加わった(8枚入(48g)/箱)。
(了)
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/10/28
-
-
-
-
-
月刊BCPリーダーズ2025年上半期事例集【永久保存版】
リスク対策.comは「月刊BCPリーダーズダイジェスト2025年上半期事例集」を発行しました。防災・BCP、リスクマネジメントに取り組む12社の事例を紹介しています。危機管理の実践イメージをつかむため、また昨今のリスク対策の動向をつかむための情報源としてお役立てください。
2025/10/24
-
-
「防災といえば応用地質」。リスクを可視化し災害に強い社会に貢献
地盤調査最大手の応用地質は、創業以来のミッションに位置付けてきた自然災害の軽減に向けてビジネス領域を拡大。保有するデータと専門知見にデジタル技術を組み合わせ、災害リスクを可視化して防災・BCPのあらゆる領域・フェーズをサポートします。天野洋文社長に今後の事業戦略を聞きました。
2025/10/20








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方