2016/07/20
ニュープロダクツ
分割して持ち運びできる電力
防じん・防水で、悪天候でも屋外使用が可能
通信分野などの電気通信関連インフラ企業である株式会社協和エクシオは、電力を自由に持ち運びできる可搬型スマート電源「サバイバル電源」を開発、3月から販売を開始した。中容量のリチウムイオンバッテリー電源を、持ち運び可能なサイズにユニット分割することで、人手で運搬でき、簡易に組み立てることを可能にした。悪天候や災害発生直後の混乱した環境の中でも使用できるよう防じん・防水仕様になっている。ユニット1台ごとに専用のリュックサックがついて、災害発生時に車での移動ができない場所などにも、徒歩で持ち運ぶことができる。
1台のユニットは10.5 ~ 12kg。最小構成は、充電ユニット、放電ユニット、電池ユニットの3ユニット。このうち電池ユニットは最大で8ユニット(計4.4kWh)まで接続できる。ちなみに電池ユニット×6をフル充電した場合、一般家庭の約一日分に相当する電力の供給が可能だ。
充電ユニットは、「電源入力(充電)機能」と「通信機能」の2機能を有する。「電源入力機能」は商用電源をはじめ、シート型の太陽電池モジュール、エンジン発電機、自動車のシガーソケット、電気自動車など多様な電源に対応。一度フル充電すれば1年後でも約90%の蓄電容量を保っているため、倉庫などに保管しておいた場合でも、非常時に十分な電池容量を保ったまま使用できる。「通信機能」は、天気予報の情報などを取り込むことが可能で、それをもとに、太陽光発電の効果予測と負荷傾向をとらえ、長時間のバックアップを可能にする。
LTE/Wi-Fiを搭載し、屋外に設置した監視カメラの映像確認や遠隔での操作など、Wi-Fiアクセスポイントとしても活用可能。電池残量が少なくなった時のアラートメール、1日1回の運転状況ログを、登録したメールアドレスに配信する。
サイズは、充電ユニットが横320㎜×長さ512㎜×高さ126.5㎜、放電ユニットが横320㎜×縦542㎜×126.5㎜、電池ユニットが横320㎜×長さ506㎜×高さ64㎜。完全受注生産で、最少構成価格は200 万円(消費税込み)。販売のほか、レンタルやリースでも提供していく。
(了)
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
事例研究で有事に備え、組織の体質改善で形骸化を防ぐ
組織レジリエンスの強化やサイバーセキュリティーの向上、サプライチェーンの強靭化など、危機管理やリスク管理担当者が関与する領域は年々拡大している。変化する社会状況にあわせ、担当者はどのように学び、備え、対応することが求められるのか。森総合研究所代表の森健さんは、自治体と企業で危機管理担当者としての経験を積み、現在はコンサルタントとして、企業や団体の危機管理の支援を手がけている。自身の経験を踏まえ、危機管理の担当者にどうアドバイスしているのか、話を聞いた。
2026/07/27
-
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/07/21
-
-
-
-
-
AIによるメール監査で悪意なき不正リスクを事前に検知
昨今、企業の不祥事が多発している。不正会計や金銭の着服、独占禁止法で禁止される談合やカルテルなどが発覚することで企業の信用が失墜し、業績悪化にいたるケースが多い。企業の不正を防ぐ方法で有効なのが、社内のメールモニタリング(メール監査)だ。国際訴訟・不正調査のパイオニアであるFRONTEO(東京都港区)は、リーガルテック分野で培ったノウハウから自社開発したAIエンジン「KIBIT(キビット)」をコア技術に、メール監査で企業の不正リスクを検知するサービスを提供する。膨大な量の電子データから、どのように不正を発見し、未然に防ぐのか。代表取締役社長の守本正宏氏に話を聞いた。
2026/07/13









※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方