2015/01/20
C+Bousai vol2


神戸旧居留地・地域防災計画
神戸市旧居留地のビルオーナー達が組織
神戸市の旧居留地は、1868年の兵庫開港とともに設けられた外国人のための居住・通商エリアで、面積は約22ha。1899年に居留地制度が解消され、日本への返還後は交通網や港の整備を背景に日本の企業が進出し、神戸の中心地として発展してきた。旧居留地連絡協議会(以下、連絡協議会)は戦後、旧居留地におけるビルオーナーの親睦団体としてスタート。会員は30社程度だったが、1983年に神戸市都市景観条例に基づく「都市景観形成地域」に指定されることをきっかけに、ビルオーナー同士の親睦の場として名称を変更。新しいまちづくりに取り組むようになり、エリア内の法人だけを対象に、現在では、旧居留地内の約1000事業所のうちの約100事業所が連絡協議会に参加している(会員の半分はテナント企業)。現在、連絡協議会には親睦・イベント委員会、環境委員会、広報委員会、都心づくり委員会、防災・防犯委員会の5つの専門委員会があり、防災防犯委員会は阪神・淡路大震災以後に立ち上げられた(当初防災委員会でスタートしたが、後に防犯を加えた)。

左から西金秀記氏、富田良典氏、田中貴夫氏、山本俊貞氏、南嘉邦氏。
C+Bousai vol2の他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2023年9月26日配信アーカイブ】
【9月26日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:2023年7-9月四半期振り返り
2023/09/26
-
-
GX支援のアイ・グリッド 防災・BCPへの訴求を強化
企業向けグリーン電力供給のアイ・グリッド・ソリューションズは、気象災害の激甚化からレジリエンス対策のニーズが高まるとみて、防災・BCP面の訴求を強める考えです。このほど、エネルギーリスクと独立電源に対する意識を調べるため、全国の経営者にアンケート調査を実施。事業継続に加えて地域貢献への意向が強いことがわかりました。
2023/09/21
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2023年9月19日配信アーカイブ】
【9月19日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:未知のリスクに備える
2023/09/19
-
「回復」から「成長」へ 復旧フェーズを格上げ
フッ素樹脂メーカーのニッキフロンは2019 年の台風19号で本社工場機能の大半を喪失。被害と財源を見極め早期に復旧方針を決めると、主要製造ラインの迅速再開と代替生産で出荷の維持に努めました。一時は大幅に売上を落としたものの、取引先などの応援もあって、1年半後には被災前と同レベルに回復、その後は新たな成長フェーズに入っています。
2023/09/18
-
花王のリスクマネジメント改革
1890年に高級化粧石けん「花王石鹸」を発売してから130年以上にもわたり、家庭で愛用される、洗剤を中心としたさまざまな製品を世に送り出してきた花王株式会社。1999年にリスクマネジメント体制を整備した同社は、2016年にリスクマネジメントの改革に乗り出した。現在は、ERM(全社的リスクマネジメント)を展開し、将来直面するだろう未知のリスクにも対応できる体制を整えている。
2023/09/18
-
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方