属人型BCP構造からの脱却を目指せ
第21回:BCPプロセスの標準化とBCP-DXへの展開
林田 朋之
北海道大学大学院修了後、富士通を経て、米シスコシステムズ入社。独立コンサルタントとして企業の IT、情報セキュリティー、危機管理、自然災害、新型インフルエンザ等の BCPコンサルティング業務に携わる。現在はプリンシプル BCP 研究所所長として企業のコンサルティング業務や講演活動を展開。著書に「マルチメディアATMの展望」(日経BP社)など。
2023/01/19
企業を変えるBCP
林田 朋之
北海道大学大学院修了後、富士通を経て、米シスコシステムズ入社。独立コンサルタントとして企業の IT、情報セキュリティー、危機管理、自然災害、新型インフルエンザ等の BCPコンサルティング業務に携わる。現在はプリンシプル BCP 研究所所長として企業のコンサルティング業務や講演活動を展開。著書に「マルチメディアATMの展望」(日経BP社)など。
個人の能力や意識のバラツキ、スキル継承の難しさがBCPの実効性に影を落とすなか、属人化からの脱却が危機管理事務局と経営陣の共通課題となっています。既存のBCP構造を変えるための参考として、前回はBCPポートフォリオについて説明しました。今回はその応用となるBCPプロセスの標準化、その先に展開されるBCP-DXをテーマに解説します。
いわゆる対策本部事務局、危機管理事務局、経営陣に横たわるBCPの課題は、次のような項目があげられます。
これらの課題は、ある「共通の問題点」から派生していると考えられます。
特に経営陣の危機管理としてあげたBCPへの課題は、現実的に有事の会社経営として大問題であるにも関わらず、危機管理事務局は、経営陣の有事の経営能力を過大評価(?)し、経営陣も重要視することがないのが現実です。
そもそも経営陣はBCPとして何をするか、そのプロセスの理解について危機管理事務局は何かアクションを起こしてきたのか、ここに焦点をあてると、経営陣が理解すべきBCPプロセスは次のように整理できると考えられます。
ここで、前回で述べた「BCPポートフォリオ」が威力を発揮するわけです。
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