2012/11/26
防災・危機管理ニュース
岐阜県は11月18日(日)、県総合防災訓練をしたと発表した。
県内42市町村や県警、自衛隊など計108機関による合同の県総合防災訓練を実施。県と災害時応援協定を締結する中部9県1市、鹿児島県も初めて参加した。
■目的:巨大地震発生時に備え、県警、自衛隊や住民らが図上訓練や実働訓練により密接な協力体制の強化を図る。
■実施日時:平成24年11月18日(日)
■実施場所(実働訓練):海津市役所駐車場(海津市海津町)など
■災害想定:午前7時、養老―桑名―四日市断層による県南西部を震源とする最大震度7の地震、翌日には南海トラフ巨大地震が発生し、西濃、岐阜地域など県内に甚大な被害を及ぼした。被害は死者・不明者1254人、家屋全半壊8150棟、木曽三川の津波は長良川で河口から約26キロ(羽島市桑原町)に到達し、高さは最大1メートル。
■訓練項目:
・午前8時、市内自主防災組織の住民らが小学校10校に避難。救助犬による要救助者捜索、車両や倒壊家屋からの負傷者救出・搬送、応急避難所でのけがの程度を判断するトリアージなどを実施
・県防災ヘリやドクターヘリも出動し、患者を搬送。また、水難救助ではおぼれた男性を救出しヘリで搬送。炊き出しやボランティアセンター設置など、効果的な訓練を実施した。
・県庁の災害対策本部では指揮統括や医療救護、ヘリ統制など13の緊急対策チームがそれぞれ図上訓練を実施。現地本部からの被害情報、中部電力浜岡原発などからの情報収集にも努めた。
■訓練参加者および見学者:県内42市町村や県警、自衛隊など計108機関、参加人数:職員、住民ら約1800人
※ 本記事は、以下のサイトの情報をもとにまとめたものです。
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/page000018200/hpg000018194.htm
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/10/21
-
「防災といえば応用地質」。リスクを可視化し災害に強い社会に貢献
地盤調査最大手の応用地質は、創業以来のミッションに位置付けてきた自然災害の軽減に向けてビジネス領域を拡大。保有するデータと専門知見にデジタル技術を組み合わせ、災害リスクを可視化して防災・BCPのあらゆる領域・フェーズをサポートします。天野洋文社長に今後の事業戦略を聞きました。
2025/10/20
-
-
-
走行データの活用で社用車をより安全に効率よく
スマートドライブは、自動車のセンサーやカメラのデータを収集・分析するオープンなプラットフォームを提供。移動の効率と安全の向上に資するサービスとして導入実績を伸ばしています。目指すのは移動の「負」がなくなる社会。代表取締役の北川烈氏に、事業概要と今後の展開を聞きました。
2025/10/14
-
-
-
-
トヨタ流「災害対応の要諦」いつ、どこに、どのくらいの量を届ける―原単位の考え方が災害時に求められる
被災地での初動支援や現場での調整、そして事業継続――。トヨタ自動車シニアフェローの朝倉正司氏は、1995年の阪神・淡路大震災から、2007年の新潟県中越沖地震、2011年のタイ洪水、2016年熊本地震、2024年能登半島地震など、国内外の数々の災害現場において、その復旧活動を牽引してきた。常に心掛けてきたのはどのようなことか、課題になったことは何か、来る大規模な災害にどう備えればいいのか、朝倉氏に聞いた。
2025/10/13
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方