2013/09/18
防災・危機管理ニュース
東京都は17日、地震による都内5133カ所の地区別危険度の見直しを行った。本調査「地域危険度測定調査」は、都の震災対策条例に基づいて5年に1度公表しているもの。地震による建物倒壊や火災による延焼の2つの危険度と、両者を合わせた総合危険度を地区別に5段階評価で判定して公表している。
建物の倒壊と火災の両面で最も危険性が高いとされたランク5の地域は84地区。荒川区と足立区が共に20カ所と最も多く、墨田区15カ所、江東区と台東区が各6カ所と続く。いわゆる下町地域は市街化が早くから進んだため木造建築が密集し、軟弱地盤(沖積低地)が多いため危険度が高いという。ランク4に指定されたのは284地区ある。
地域危険度調査は、道路や公園などの公共事業の在り方や建物の不燃化促進につなげるとともに、都民が地震災害へ十分な備えと対策を講じてもらうことを目的にしている。
地区別危険度の詳細は、東京都都市整備局のホームページ
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/index.html
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
過疎高齢化地域の古い家屋の倒壊をどう防ぐか
能登半島地震の死者のほとんどは、倒壊した建物の下敷きになって命を落とした。珠洲市や輪島市の耐震化率は50%程度と、全国平均の87%に比べ極端に低い。過疎高齢化地域の耐震改修がいかに困難かを物語る。倒壊からどう命を守るのか。伝統的建築物の構造計算適合性判定に長年携わってきた実務者に、古い家の耐震化をめぐる課題を聞いた。
2024/03/28
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年3月26日配信アーカイブ】
【3月26日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:四半期ニュース振り返り
2024/03/26
-
-
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年3月19日配信アーカイブ】
【3月19日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:副業・兼業のリスク
2024/03/19
-
リスク担当者も押さえておきたいサイバーセキュリティ対策の最新動向
本勉強会では、クラウド対応のサイバーセキュリティ対策の動向を、簡単にわかりやすく具体的なソリューションの内容を交えながら解説します。2024年3月8日開催。
2024/03/18
-
発災20分で対策本部をスタートする初動体制
総合スーパーやショッピングモールなど全国各地のイオン系列の施設を中心に設備管理、警備、清掃をはじめとしたファシリティマネジメント事業を展開するイオンディライト(東京都千代田区、濵田和成社長)。元日に発生した能登半島地震では、発災から20分後にオンラインの本社災害対策本部を立ち上げ、翌2日は現地に応援部隊を派遣し、被害状況の把握と復旧活動の支援を開始しました。
2024/03/18
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方