2024/02/28
防災・危機管理ニュース
国産の産業用ドローンの開発を行うACSLはこのほど、2024年度に導入される予定の準天頂衛星システム「みちびき」による信号認証サービス(航法メッセージ認証)に対応した国産ドローンの開発に向けて、コア、楽天グループの2者との共同実証実験を実施した。ドローンを本来とは違うルートに誘導する“GNSS (全地球航法衛星システム)スプーフィング(なりすまし)”への対策として、測位信号の真正を検証できる仕組みを提供する同サービスを利用したドローン航行を実証するもの。
「みちびき」から配信される電子署名情報と、ドローンに搭載されたGNSS受信機が予め保有する公開鍵を利用し、衛星からの正常な信号かどうかを判別することで、妨害信号を遮断した上で、正常な衛星信号のみを用いて測位することが可能となる。
同実証実験では、ACSLのドローン「PF2-AE Delivery」に、内閣府「2023年度みちびきを利用した実証事業」に採択されたコアが開発した信号認証サービス対応の受信機「Cohac∞ Ten++」を搭載したドローン「ChronoSky PF2-AE」を使用。ドローン配送サービスの提供実績のある楽天が、埼玉県秩父市大滝地域において、同ドローンを活用した救援物資の配送を行うという想定で実施した。
具体的な実証内容としては、(1)自動航行が可能なレベルのGNSSスプーフィング影響下において、スプーフィング信号の遮断、ドローン操縦者への即時通知、自動航行の継続、(2)自動航行が不可能なレベルのGNSSスプーフィング影響下において、スプーフィング信号の遮断、ドローン操縦者への即時通知、手動運転への切り替えと安全な着陸を行った。実験の結果、同ドローンが信号認証に対応し、正しくGNSSスプーフィングを検知・遮断・通知したことを確認した。
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