2024/09/04
防災・危機管理ニュース
4日午前の東京株式市場で、日経平均株価の下げ幅が一時前日比1500円を超えた。米国株の急落と円高を受け、売りが膨らんで全面安となった。午前の終値は1280円72銭安の3万7405円59銭。
3日の米国株はテクノロジー業種中心に売られ、米主要株価指数はそろって大幅に下落した。米製造業の景況感を示す指数が予想を下回ったことも投資家心理を冷やした。東京市場でも朝から幅広い業種が値下がりした。
市場関係者からは「夏季休暇から戻った海外投資家が、割高になった半導体関連銘柄の持ち高を減らしている」(大手証券)との声が聞かれた。日経平均への影響が大きい半導体関連株の下落率が大きくなり、下げ幅拡大につながった。円高も収益圧迫要因として嫌われた。
4日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=145円台前半に上昇した。米景気悪化懸念が広がったことで、米大幅利下げ観測が強まり、日米金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢となった。午前11時現在は145円39~41銭と前日比54銭の円高・ドル安。
〔写真説明〕下げ幅が前日比1500円を超えた日経平均株価を示すモニター=4日午前、東京都中央区
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/05/05
-
企業理念やビジョンと一致させ、意欲を高める人を成長させる教育「70:20:10の法則」
新入社員研修をはじめ、企業内で実施されている教育や研修は全社員向けや担当者向けなど多岐にわたる。企業内の人材育成の支援や階層別研修などを行う三菱UFJリサーチ&コンサルティングの有馬祥子氏が指摘するのは企業理念やビジョンと一致させる重要性だ。マネジメント能力の獲得や具体的なスキル習得、新たな社会ニーズ変化への適応がメインの社内教育で、その必要性はなかなかイメージできない。なぜ、教育や研修において企業理念やビジョンが重要なのか、有馬氏に聞いた。
2025/05/02
-
-
備蓄燃料のシェアリングサービスを本格化
飲料水や食料は備蓄が進み、災害時に比較的早く支援の手が入るようになりました。しかし電気はどうでしょうか。特に中堅・中小企業はコストや場所の制約から、非常用電源・燃料の備蓄が難しい状況にあります。防災・BCPトータル支援のレジリエンスラボは2025年度、非常用発電機の燃料を企業間で補い合う備蓄シェアリングサービスを本格化します。
2025/04/27
-
自社の危機管理の進捗管理表を公開
食品スーパーの西友では、危機管理の進捗を独自に制作したテンプレートで管理している。人事総務本部 リスク・コンプライアンス部リスクマネジメントダイレクターの村上邦彦氏らが中心となってつくったもので、現状の危機管理上の課題に対して、いつまでに誰が何をするのか、どこまで進んだのかが一目で確認できる。
2025/04/24
-
-
常識をくつがえす山火事世界各地で増える森林火災
2025年、日本各地で発生した大規模な山火事は、これまでの常識をくつがえした。山火事に詳しい日本大学の串田圭司教授は「かつてないほどの面積が燃え、被害が拡大した」と語る。なぜ、山火事は広がったのだろうか。
2025/04/23
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方