2024/10/17
防災・危機管理ニュース
【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は17日、来週開幕するIMF・世界銀行年次総会に先立ち、IMF本部で演説し、世界的な高インフレは落ち着いたとの見解を表明した。また、次の経済的なショックに備えるため、債務を圧縮し、財政余力をつくり出すよう各国政府に要請した。
ゲオルギエワ氏は「世界的なインフレの大波が後退した」と指摘。各中央銀行の金融引き締めやサプライチェーン(供給網)の目詰まり解消、食料・エネルギー価格の低下により、「物価は安定に向かっている」との見方を示した。
一方、世界では低成長と高債務という「許されない組み合わせ」の到来が予測されていると警告。次のショックは「必ず、おそらく想定よりも早期にやってくる」と述べ、「大半の国で財政を緩やかながらも着実に健全化する必要がある」と訴えた。
〔写真説明〕演説する国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事=17日、ワシントン
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/16
-
-
ラストワンマイル問題をドローンで解決へBCPの開拓領域に挑む
2025年4月、全国の医療・福祉施設を中心に給食サービスを展開する富士産業株式会社(東京都港区)が、被災地における「ラストワンマイル問題」の解消に向けドローン活用の取り組みを始めた。「食事」は生命活動のインフラであり、非常時においてはより一層重要性が高まる。
2025/09/15
-
-
機能する災害対応の仕組みと態勢を人中心に探究
防災・BCP教育やコンサルティングを行うベンチャー企業のYTCらぼ。NTTグループで企業の災害対応リーダーの育成に携わってきた藤田幸憲氏が独立、起業しました。人と組織をゆるやかにつなげ、互いの情報や知見を共有しながら、いざというとき機能する災害対応態勢を探究する同社の理念、目指すゴールイメージを聞きました。
2025/09/14
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/09/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方