2024/11/19
防災・危機管理ニュース
ロシア国防省は19日、西部ブリャンスク州の軍事施設を狙い、ウクライナ軍が同日未明に米国製の長距離地対地ミサイル「ATACMS」を撃ち込んだと発表した。ウクライナのメディアはこれより先、同州カラチェフの弾薬庫が標的だったと報じた。
国防省によると、ロシア軍は飛来したミサイルのうち5発を防空システムで撃墜。さらに1発に損傷を与えたが、破片が落下し、軍事施設で一時火災が起きた。死傷者はいないという。ウクライナ軍も弾薬庫を破壊したと発表。ロイター通信によれば、ウクライナ当局者はATACMSの使用を認めた。
バイデン米政権がロシア領内の攻撃にATACMSの使用を認めたと17日に伝えられた後、最初の適用例で、ロシアの反発は必至だ。プーチン大統領は19日、核兵器の使用条件を示した核ドクトリンを改定し、ウクライナを軍事支援する各国も核を含む攻撃の対象になり得ると警告している。
〔写真説明〕米軍による長距離地対地ミサイル「ATACMS」の発射実験=2021年12月、西部ニューメキシコ州ホワイトサンズ(米国防総省提供・AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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