危機管理担当者にお役立ち情報
連載・コラム
自動車業界の不正問題とブルシット・ジョブ
自動車メーカーで不正行為が相次いで発覚しています。国土交通省は対象車種の出荷停止を指示しました。一方、認証制度に問題があり、現場の負担を心配する声もあります。今回は「ブルシット・ジョブ」という言葉をもとに、従業員のモラルハザードを防ぐ仕組みについて解説します。
2024/07/05
達成の見込みがあるゴールはわずか15%
日本ではSDGsの認知度が極めて高い一方、目標達成に向けた実際のアクションにつながっていない点も問題視されています。世界的に見ても、国連が昨年発表した『SDGs報告2023特別版』では達成する見込みのあるSDGsのゴールはわずか15%。気候変動の対策も不十分とされています。SDGsの取り組みの現状を、気候変動の観点を踏まえて考えます。
2024/07/04
株主総会決議を争う訴え
定時株主総会が集中する6月が終わり、担当者だった方々は一息ついているのではないでしょうか。一方、株主総会の手続等がうまくいかず、総会決議が争われるかもしれないと不安に感じている方々、あるいは株主として総会決議を争いたいと考えている方々もいらっしゃるかもしれません。今回は株主総会決議を争う訴えについてご説明します。
複合的な防衛策で高度化するサイバー攻撃を防げ
インターネットの活用は仕事でも仕事以外でも不可欠になっている。ところがインターネットの活用はフィッシングなどの攻撃を受けるため、セキュリティ対策が必須となっている。必要な対策のあり方を考える。
水害BCPタイムラインで地域とともに備える
地球温暖化に伴う風水害の頻発化・激甚化が懸念される中、日本全国どこに住んでいても、同様の災害に見舞われる可能性があります。ただし、台風や大雨による影響は防災情報をうまく活用することにより被害の軽減や回避が可能です。本稿では、水害に備えるBCPについて考えてみたいと思います。
2024/07/03
無自覚な交渉術がリスクの種を生む
ビジネスの交渉において、目指すべき着地点を表す「Win-Win」という言葉がよく使われます。自社の利益だけでなく、お互いの利益の最大化を目指す姿勢。しかし、その構造はいうほど簡単ではありません。交渉術の解釈を誤れば、部分最適にはまり込み、リスクを抱え込むことになります。2つの交渉術と、それらがもたらす事象について論考します。
2024/06/29
第47回 AIは、反魂丹か安本丹か
今後2‐3年に顕在化しうる脅威について、セキュリティリーダーの皆様のお話を伺っていますと、ついこの数年、AIへの取り組み課題にまつわる話題が多くなってきました。
2024/06/28
リスクコントロールに長けた小池百合子候補都知事選、小池、蓮舫、石丸、3氏の会見比較
立候補者が50人超えとなった東京都知事選挙。ポスター不適切掲示などで今後の選挙のあり方が議論になりそうですが、立候補者の中から注目した3名を取り上げ、記者会見におけるリスクコントロールとメディア演出力、対応力を比較します。
第249 回:BCIのサイバー・レジリエンス調査(2024年版)
今回紹介するのは、BCMの専門家や実務者による非営利団体である BCIによるサイバー・レジリエンスに関する報告書の2024年版。従来よりも多面的な取り組みが進みつつあるようだ。
2024/06/25
6月に北上する台風――6月の気象災害――
1982(昭和57)年6月26日朝、台風第5号が小笠原近海を北上していた。この台風は、次第に北東へ向きを変えると見られていた。しかし、26日夜になっても台風は北上を続け、一向に進行方向を変える気配を見せなかった。27日朝、台風は千葉県の犬吠埼の東約200キロメートルを通過した。その時の台風の暴風域は半径185キロメートルであったから、陸地に暴風域がかかるのはすれすれのところで避けられた。しかし、台風進路予報を信用して宮城県沖を航行していた船が台風に巻き込まれ、2名の命が奪われてしまった。
2024/06/24
使う?使わない?の攻防が続く世界
石油由来の製品・商品でも、生活や産業に不可欠で代替不可能なものは残り続けると見た方が自然です。が、それらがすべてなくなるのではないかと漠たる不安を抱えている人も多いでしょう。利便性を失いたくない心理、ビジネス影響への懸念、それらが払拭されるのか、それともさらに膨らんでいくのか。今回は石油をめぐる3つの視点を語ります。
2024/06/20
株主総会の概要
今年も定時株主総会の季節がやってきました。株主総会は会社の最高の意思決定機関であり、株主との建設的な対話の場でもあります。株主総会の決議に瑕疵がある場合は、それが決議取消事由になり、裁判で取り消されることになると多方面に大きな影響を及ぼしかねません。今回は株主総会の概要をご説明します。
2024/06/19
ディープフェイクの脅威に立ち向かう
ディープフェイク技術の進化により、誰でも簡単に他人の声や映像を偽造できる時代が来ている。ひとつの偽映像でブランドに壊滅的な損害を与えることもできる。このような状況は、今夜あなたの会社にも起こりうる。
2024/06/15
「波風立てず穏便に」がリスクを増大させる
「本音と建前」の使い分けは、無用な争いを避け円滑にビジネスを進めるために有効でした。しかし、もはやその手法が成立する環境ではありません。本音を語らずその場を穏便に済ませても、むしろ後々のリスクが増大する。価値観の異なる相手とのビジネスが当たり前の時代、衝突のリスクとどう向き合い、どう低減していけるかを論じていきます。
2024/06/14
第1回 ニセ投資詐欺
ショッピングや銀行等の手続きもできる、便利なインターネット。だけど、ご注意を! 便利さの裏にはさまざまな危険が潜んでいます。ネット詐欺被害にあわないために、正しい対処法を身につけましょう。第1回は、ニセ投資詐欺の主な手口と対処法をわかりやすく説明します。SNSで「必ず儲かる!」といった投資広告で勧誘し、金銭を騙し取る詐欺に注意しましょう。
2024/06/13
支払業務ができなくてもビジネスは継続できる?
BCPで規定した計画と現実との間のギャップを、多くの企業に共通の「あるある」として紹介し、食い違いの原因と対処を考える本連載。第2章として「BCPの実効性、事業継続マネジメント、発生コスト」のなかに潜む食い違いを論じています。前回は非常時における請求書の発行業務を取り上げましたが、今回は支払い業務について考えます。
誹謗中傷の加害者となってしまうリスク
不適切な投稿が「暴露系」と呼ばれるインフルエンサーに拡散されて炎上するリスクはご承知のとおり。メディア・リテラシー教育はそうした炎上を防ぐためのものというイメージがありますが、一方で、炎上にリアクションをすることで誹謗中傷に加担してしまうリスクもあります。デジタルネイティブではない中高年にも啓発が必要です。
2024/06/12
AIそして創造と破壊
AI技術の急速な発展は芸術から選挙まで、さまざまな活動に創造と破壊をもたらしている。AIと人間の共生に向けた重要な課題を多角的に考察し、その先にある未来について探る。
2024/06/11
第7回 カーボン・オフセットの取り組み状況(後半)
国内のカーボン・オフセットの取り組みで比較的に多いのは、①会議・イベントのオフセット、②クレジット付製品・サービスのオフセット、③寄付型オフセットであり、国外では、①オフセット商品・サービス、②自己活動のオフセットです。第5回と第6回に引き続き、国内外の企業が、カーボン・オフセットに取り組む積極的な姿を紹介いたします。
2024/06/09
最も大きなCO2排出要因が除外されている
気候変動対策の中心課題はCO2削減です。その矛先としてターゲットになっているのが、火力発電所やガソリン自動車。しかし、最も大きなCO2排出要因が、国際的な排出量削減目標から除外されています。「紛争(戦争)」です。今回は、膨大な量のCO2排出が可視化されないまま黙認されている世界の紛争について触れます。
2024/06/06
サプライチェーンマネジメントでのブロックチェーン活用とは?
サプライチェーン管理の効率化を目的にブロックチェーン技術を導入し、競争力を高めている企業があります。透明性、トレーサビリティ、信頼性などの観点から、DXの一環としても注目されています。今回はサプライチェーン管理におけるブロックチェーン技術について解説します。
第248回: BCM関係者はオペレーショナル・レジリエンスをどのように捉えているか(2024年版)
今回紹介するのは、BCMの専門家や実務者による非営利団体であるBCIが2024年5月に発表した、オペレーショナル・レジリエンスに関する調査報告書の2024年版。BCIはこれまでオペレーショナル・レジリエンスに関する報告書を2022年、2023年にも発表しているが、この一年間でかなり認識が変わったことが伺える。
2024/06/05
高齢者を守る耐震化を全額公費で進めるべき
珠洲市、輪島市、能登町は5月23日、災害関連死30人を初めて認定しました。関連死は単に避難生活の過酷さが原因ではなく、総合的な社会システムが壊れたために発生します。筆者が特に重要だと考えるのは住宅の耐震化。耐震性不足は直接死の最大原因ですが、多くの関連死も生み出します。関連死の認定の内容と、住宅耐震化について考えます。
ERMプログラムを効果的に開発する
ERM(Enterprise Risk Management)を組織に定着させることは、至難の業である。どの組織にも適応できる万能なアプローチは存在しないのかもしれない。とはいえ、リスクマネジメントの専門家たちが積み上げてきた経験から、成功のための経験則は整理できるかもしれない。そうした経験則から導き出されるヒントには、次のものがあるという。
先行企業の学びを受け継ぎ、進化するオムロンの海外危機管理
世界130カ国以上で事業を展開するオムロングループ。同社の海外安全対策は、先行企業を学んで整備。従業員教育も同様に充実化してきた。グロ-バルな海外安全対策の中核をなすのが100名を越えるリスクマネージャー。国を越えた連携には、異文化を理解して信頼関係を育む必要があった。
2024/06/03
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弁護士による法制度解説高年齢者雇用安定法で求められる定年に関する措置
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再考・日本の危機管理-いま何が課題かドラマ「御上先生」が教えてくれた大事なこと
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防災・危機管理ニュース損保ジャパン、顧客情報7万5000件流出の可能性=委託先にサイバー攻撃
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防災・危機管理ニュース三菱UFJMS証、不正取引確認=口座乗っ取り、大手9社目
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ニュープロダクツ食の多様性、栄養にも配慮した新しい非常食
地域と企業のBCP地域社会の安全はすべての主体が積極的に獲得する姿勢が求められる
ハウツー自社の危機管理の進捗管理表を公開
忍び寄る親の介護リスク第4回 仕事と介護の狭間で ~キャリアへの影響と対策~
特別企画社用車の交通事故削減に光を当てるアワードが初開催
ペットライフセーバーズ:助かる命を助けるためにペットがのどを詰まらせたらどうする?気道異物除去について
サバイブできる企業のコミュニケーション術食品異物混入と広報すき家の事例から学ぶ危機管理
忍び寄る親の介護リスク第1回 仕事と介護の板挟みから身を守る実践的対策
社用車の交通事故削減に光を当てるアワードが初開催
危機管理・事業継続手法が学べる国際資格取得研修
世界に通用するサイバーレジリエンス資格取得のための研修講座
危機管理とBCPのおススメ本
危機管理白書2025年版
2023年防災・BCP・リスクマネジメント事例集【永久保存版】
危機管理白書2024年版
2022年下半期リスクマネジメント・BCP事例集[永久保存版]
危機管理白書2022年版
2022危機管理標語カレンダー【秋編】
2022危機管理標語カレンダー【夏編】
2022危機管理標語カレンダー【春編】
御社の状況に応じたBCPの改善方法が分かる!BCP診断ツール
一人一人の危機管理力を高めるワークショップ型訓練の進め方