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ワールド ファイアーファイターズ:世界の消防新事情
消防士たちのキッチントークは貴重な心のセラピー
日本の消防では、昼食に「消防うどん」を作るのが定番だ。私も現役の頃、同じ当務の消防士から1人500円ずつ集めて、昼飯、夕飯、朝飯を昼前から買い出しに行った。天ぷらを揚げたり、モツがたっぷり入った博多モツ鍋うどんを作ったりしていた。味付けは肉うどんに近いが、ニンニクとショウガ、鷹の爪が効いていることが特徴だ。 さて、今回は世界の消防レシピについて紹介する。世界中のほとんどの消防署では、消防士が自分たちで3食作っており、食事当番になった消防士によって、得意メニューや味付けが変わる。中にはカロリーや脂肪、ビタミンなどの栄養までを考え、さらにオーガニックにもこだわっている消防士もいる。
2018/06/20
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急ピッチで進む重要インフラのサイバー攻撃対策
サイバー攻撃が複雑・巧妙化するなかで、とくにその被害が国民生活に甚大な影響を与えるのが電力、交通、情報通信、金融など重要インフラ分野だ。重要インフラ運用の中核を担う制御システムが近年通信機能を備えてネットワーク化・オープン化して利便性を向上させている一方で、制御システムがサイバー攻撃を受けるリスクが一段と高まっている。2020年には東京オリンピック・パラリンピック競技大会を控えており、大会期間中に重要インフラが機能停止すれば大会運営にも大きな支障が出る。対策はどのように進んでいるのか。内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)の参事官補佐・宮崎卓行氏に聞いた。
2018/06/20
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EU個人データ保護法「GDPR」施行
欧州連合(EU)で5月25日に施行された個人データ保護の法律「GDPR:General Data Protection Regulation(EU一般データ保護規則)」。日本企業でも、EU域内の個人データを扱っていれば、そのデータの取扱いについて新たなルールの適用が求められ、違反すれば課徴金が科される可能性もある。日本の個人情報保護法の所管・執行を担う「個人情報保護委員会」では、国内事業者による個人情報の適切な取扱いに対する支援活動の一環として、GDPRに関する情報提供を行っている。同委員会事務局企画官の 石井純一氏に動向を聞いた。
2018/06/19
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熊本地震を乗り越えた首長に学ぶ、災害時のリーダーのあり方
朝の出勤ラッシュを突然襲った大阪北部を震源とした地震。出勤させるか、帰宅させるか、まず出社後に何をさせるかなど、状況の判断や指示に迷ったリーダーは多いのではないか。おそらくこれから数日は、同じように判断に迷う場面は出てくるだろう。危機発生時、リーダーはどのようなことを心掛けて指示をすべきか。
2018/06/19
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第50回:BCM関係者はこれから何に注力しようとしているか
おかげさまで本連載も50回目を迎えることができました。細々とではありますが、このような連載を続けてこられたのも読者の皆様のおかげです。誠にありがとうございます。とはい 50 回目だからといって特に何か記念するわけでもなく、いつもどおり淡々と海外の調査レポートをご紹介したいと思います。
2018/06/19
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地震でエレベーター閉じ込め関西214件
国土交通省は18日、大阪府北部を震源とする地震に関する災害対策本部会議を開催。石井啓一大臣など幹部が一堂に会し、同日に発生した地震の対応を話し合った。報告では交通機関や河川設備などの被害状況のほか、2府3県でエレベーターの閉じ込めが214件発生。全て救出されたという。
2018/06/18
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大阪地震、死者3人ガス停止10.8万戸
18日午前7時58分ごろに発生した大阪府北部を中心とした地震。同日の午後2時30分時点の消防庁調べで死者は大阪府で3人、負傷者は大阪府の175人を始め2府3県で214人となった。政府は内閣府を中心に関係省庁会議を開催。給水活動のため自衛隊が出動したほか、ガスの供給停止が10万8000戸にのぼることなどが報告された。
2018/06/18
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葛西優香の23区防災ぶらり散歩
第2回【葛飾区】1000年に1度の水害に備える下町の新しい挑戦!(下)
東京都23区内の各自治体は、災害への対策に対して各地域に即した体制で過去の経験を活かしながら取り組まれています。地形、災害経験などハード・ソフト面の特性は1つとして同じ地域はありません。それぞれの地域で予測されていること、予防計画、また、今後の取り組みなど現在の状況を各行政区の方々、地域で防災に関する活動をされている方々に話を聞き、お伝えしていきます。
2018/06/18
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安心、それが最大の敵だ
近代日本サッカーの父・傑出した知識人、坪井玄道~その人と思想~
今や、サッカーは国民的スポーツの王座に座った感がある。サッカーは略称または俗称で、正式名称はアソシエーションフットボールである。近代日本に初めてサッカーを紹介し、直接指導にあたり発展の端緒を開いた教育者について語りたい。日本サッカー界の先駆者、坪井玄道(げんどう、1852~1922)である。
2018/06/18
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アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
今後の学校防災を考えるため、大川小津波訴訟判決をじっくり読んでみる (地裁判決編)
大川小学校津波訴訟の控訴審判決(仙台高裁判決)が今年4月26日に出されました。判決について、宮城県と石巻市は上告を決定しています。 判決に対し、どのような立場をとる方であっても、この大川小学校で74名の児童が死亡あるいは行方不明になり、教員が10名も命を失った無念さと心苦しさは共有できるし、すべきものという認識は共通なのではないでしょうか?
2018/06/15
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システム切り替えの自動化ソリューション
6月11日、12日の2日間、IBMのプライベートイベント「Think Japan」が開かれ、これに伴い来日したビジネス・レジリエンシー・サービス ジェネラル・マネジャーのアンドレア・セイラス氏と同部門バイス・プレジデントのダニエル・ウィットヴィーン氏がリスク対策.comの取材に応じた。
2018/06/14
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女芸人赤プルの「防災は片付けから始めよう!」
防災イベント目白押し!楽しく学ぼう
ここ最近、防災イベント目白押しの赤プルです。イベントに参加したり、出演させていただいたりする中で、気づいたこと。ズバリ!「防災は楽しくていい!」ということ。ちょっと忘れがちなことだけど、楽しく取り組まなくては長続きしないかんね。
2018/06/14
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第2回 災害時の粉ミルク備蓄。アレルギーを持つ赤ちゃんへの対応はできていますか?
災害時における粉ミルクの備蓄問題は、自治体にとって重要な課題の1つです。東日本大震災や熊本地震の時も、「赤ちゃんの粉ミルクが足りない」というニュースが何度も飛び交いました。しかし自治体でも個人でも、実際に「何を、どのくらい備えたらよいか」が分からない人も多いのではないでしょうか。災害時の粉ミルクの備蓄について、株式会社 明治 栄養営業本部 栄養マーケティング部マーケティング1グループの江原秀晃さんに、現在はマンションを中心に「共に助け合えるコミュニティづくり」をてがけるHITOTOWA INC.の葛西優香さんが話を聞きました。
2018/06/14
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ワールド ファイアーファイターズ:世界の消防新事情
オープンハウスによる地域住民交流について
ニューヨークに住んでいたとき、家の近くにボランティア消防団があり、年に2回、土日に消防署を開放して住民交流を図るためのオープンハウスやパレードが行われていた。 オープンハウスには地域の警察や病院、コーストガードや保安官など、さまざまな地域を守る関係者が集まり、子供向けの展示や体験を行っていた。
2018/06/13
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第49回:効果的なセキュリティ・オペレーション・センターの条件とは何か
今回は情報セキュリティ関連のサービスプロバイダーである Exabeam社が 2018年6月6日に発表した「2018 State of the SOC Report」(以下「本報告書」と略記)を紹介する。SOCとはSecurity Operation Centerの略で、情報セキュリティ・インシデントが発生していないかどうか監視したり、発生した場合に対処したりする場所または組織をいう。
2018/06/12
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不祥事で炎上防止へトップが危機意識を
日本大学アメリカンフットボール部の悪質タックル事件による騒ぎが収まる気配がない。5月23日に行われた前監督と前コーチの記者会見は、司会者である広報職員の高圧的な態度もあり、火に油を注ぎ、非難が増大する結果となった。関東学生アメリカンフットボール連盟は前監督と前コーチの弁明を「虚偽」とばっさり切り捨てている。企業・組織は不祥事にどう備え、いざという時にどう対応すべきか。約200の企業・団体の会員がいるNPO法人・広報駆け込み寺の三隅説夫代表に話を聞いた。
2018/06/12
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社員情報のメンテナンスを捨てて、管理を楽にする。3分でわかる、進化型の安否確認サービス
さまざまなサービスで主流になってきたクラウド型のシステム。災害時に利用する、安否確認サービスもその内のひとつだ。 従来の安否確認サービスといえば、サービスを提供する事業者が自社でサーバーを構え、災害発生時に人が判断して安否確認メールを送信していた。これに対し、現在はアマゾンウェブサービス(AWS)などのクラウドサーバー上でサービスを構築し、気象庁からデータを受け取ってメールの自動送信を行ったり、アクセスが増大してシステムに負荷がかかった際のサーバー拡張を、自動化しているサービスが増えている。
2018/06/11
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安心、それが最大の敵だ
江戸後期の天才画家、渡辺崋山礼讃~永訣かくのごとくに候~
田原(たはら)藩(1万2000石、現・愛知県田原市)は江戸期の渥美半島唯一の小藩である。渡辺崋山(かざん、1793~1841)は、田原藩家老である以上に、江戸後期において幅広い国際的視野をもった稀有(けう)な傑出した政治思想家の一人であった。同時に日本美術史に確固たる地位を占める当代一流の画家でもあった。
2018/06/11
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LINE、ヤフーやアマゾンなどと啓発
LINEは8日、インターネット利用の安全啓発として特設サイトを設置した「サイバー防災訓練」を22日まで実施すると発表した。LINEが幹事社となり、ヤフーとアマゾンジャパン、仮想通貨取引所運営のbitFlyer(ビットフライヤー)が後援企業として参加。フィッシング詐欺について解説する。
2018/06/08
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直言居士-ちょくげんこじ
中小企業向けに低価格「海外危機対策プラン」を開発
企業向けに、海外赴任・出張する社員の安全を守るサービスを提供するアクサ・アシスタンス・ジャパン。同社がその経験を活かし、中小企業向けの低価格帯プランを開発。この4月から提供を始めた。アクサグループが前身の日本団体生命時代から80年以上に亘って培った商工会議所との信頼関係を生かし、120万社の会員事業所に対して、アクサグループの卓越したリスクマネジメントを活かすことで、「年会費1社あたり6万4800円かつ緊急避難時における企業の実費負担なし」というサービスを実現する。昨年7月から新社長を務める鈴木匠氏に開発の想いを聞いた。
2018/06/08
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行政依存の防災からの脱却を呼びかけ
消防庁と内閣府は6日、全国の市町村長を対象とした今年度「全国防災・危機管理トップセミナー」を東京都千代田区の全国都市会館で開催。236人が参加した。東京大学大学院情報学環の片田敏孝特任教授が「市町村長の危機管理対応について」と題し講演。大分県日田市の原田啓介市長は2017年7月の九州北部豪雨について語った。
2018/06/07
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道路陥没防止へ調査技術標準化など提言
一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会は6日、「都市の危機管理における路面下空洞対策に関する提言」と題した提言書を小此木八郎・防災担当大臣に提出した。この提言書をまとめた同協議会の戦略会議議長の高島宗一郎・福岡市長が内閣府を訪れ、小此木担当相に手渡した。陥没の原因となる道路の地下空洞について、調査技術の標準化などを提言に盛り込み国に要望した。
2018/06/07
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アスクル火災が示す教訓、いま経営者が実践すべきこと
2017年2月16日朝、オフィス用品通販会社・アスクルの首都圏物流倉庫を襲った火災。発災から約12日間燃え続け、延床7.2万m2のうち半分以上を焼失した。なぜここまで延焼が長引き、被害が広がったのか。アスクル火災の原因と対策をとりまとめる国主催の有識者検討会「埼玉県三芳町倉庫火災を踏まえた防火対策及び消防活動のあり方に関する検討会」で座長を務めた、東京理科大学総合研究院・小林恭一教授に聞いた。
2018/06/07
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『事業継続の問題・課題はPDCAでやっつけろ!』
第15回:その対策、予算の都合で見合わせとします!(適用事例9)
角館カクオさんの会社は、BCPを策定してから7年が立ちます。東日本大震災が発生した2011年に社長の鶴の一声でBCP策定プロジェクトを立ち上げ、メンバー全員が明日は我が身と大地震の脅威を共有しつつ、目を血走らせてわずか3カ月で作り終えたものです。BCPが完成してからは、いわゆるBCMの運用指針にしたがって、定期的な見直しや更新などを行ってきましたし、一般的な防災レベルではありますが、教育や訓練も毎年欠かすことなく続けてきたのでした。
2018/06/07
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機密情報専用のクラウド共有サービス
AOSリーガルテックは、機密情報を専用にクラウドサーバで安全に共有できるサービス「AOS(エーオーエス)データルーム」の最新版4.0を開発、5月30日東京都内で製品発表を行った。機密性が求められる情報を社内・社外の関係者と安全に共有するクラウド型サービス。これまで海外ベンダーがM&Aの用途で提供していたが、日本企業のニーズに応え操作性と安全性を高めたサービスとして機能を追求した。M&Aの資産調査だけでなく、訴訟関連のデータ共有、開発データ・特許関連のデータ共有、大学・行政での研究データ共有など、あらゆる業種、場面で重要情報を社内外の関係者と共有できるビジネスツールとして訴求を目指す。
2018/06/06