2025/03/06
防災・危機管理ニュース
6日午前8時ごろ、愛知県豊田市深見町のトヨタ自動車系のばね部品メーカー「中央発条」藤岡工場で、建物内にある集じん機が爆発した。市消防本部などによると、男性従業員(40)が爆発に巻き込まれたとみられ、その場で死亡が確認された。別の男性従業員(44)が右耳にやけどなどの軽傷。県警が事故の状況を詳しく調べている。
中央発条はトヨタが主要株主で、自動車向けのばねを製造している。中央発条によると、爆発が起きたのは主にサスペンションに使われるコイルばねを製造する第3工場。藤岡工場では計7ラインでコイルばねを製造しているが、事故を受けて第3工場の2ラインを停止した。稼働再開の時期は未定としている。
藤岡工場では2023年10月にも爆発火災が起き、従業員2人が負傷した。トヨタの部品調達にも影響し、最大8工場13ラインが稼働を停止。収束に10日を要した。
中央発条は遺族や取引先などに謝罪した上で「安全確認や調査が完全に終了した上で操業を開始する」としている。
〔写真説明〕愛知県警本部=名古屋市中区
(ニュース提供元:時事通信社)

- keyword
- 爆発事故
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/12/05
-
競争と協業が同居するサプライチェーンリスクの適切な分配が全体の成長につながる
予期せぬ事態に備えた、サプライチェーン全体のリスクマネジメントが不可欠となっている。深刻な被害を与えるのは、地震や水害のような自然災害に限ったことではない。パンデミックやサイバー攻撃、そして国際政治の緊張もまた、物流の停滞や原材料不足を引き起こし、サプライチェーンに大きく影響する。名古屋市立大学教授の下野由貴氏によれば、協業によるサプライチェーン全体でのリスク分散が、各企業の成長につながるという。サプライチェーンにおけるリスクマネジメントはどうあるべきかを下野氏に聞いた。
2025/12/04
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/12/02
-
-
-
-






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方