2025/03/14
防災・危機管理ニュース
【ワシントン時事】米上院外交委員会は13日、トランプ大統領から次期駐日大使に指名された実業家ジョージ・グラス氏の承認公聴会を開いた。グラス氏は「関税や米国の対日貿易赤字削減を巡り日本と厳しい交渉に臨む」と表明。「日本に地域の防衛、日米同盟、米軍に対する支援を引き続き強化するようにさせる」とも述べ、対日圧力を高めていく姿勢を示した。
グラス氏はまた、日本による米国産の液化天然ガス(LNG)購入に関し「日本に約束を守らせる」と強調。重要鉱物などのサプライチェーン(供給網)強化や、人工知能(AI)、先端技術面で日米協力の拡大に取り組む考えも明らかにした。
公聴会は駐カナダ、メキシコ大使候補と同時に実施。上院本会議で承認されれば、ラーム・エマニュエル前大使の後任となる。
〔写真説明〕13日、ワシントンで、上院外交委員会の公聴会に出席した駐日米大使候補のジョージ・グラス氏
(ニュース提供元:時事通信社)

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