2025/03/20
防災・危機管理ニュース
【エルサレム時事】イスラエル軍は19日、パレスチナ自治区ガザ中部と南部で「標的を絞った地上作戦」を開始したと発表した。ガザを南北に隔てる要衝「ネツァリム回廊」にも部隊を展開した。イスラム組織ハマスとの停戦発効を受け、2月に同地域から撤退していた。空爆や砲撃に加え、地上作戦の再開で戦闘拡大の恐れがさらに高まった。
イスラエル軍は作戦の目的について、ガザ南部と北部の間に「緩衝地帯」を設置すると主張した。部隊の展開で南北間の往来や物資供給が再び制限されれば、住民生活は一層困難になる。同軍はまた、北部や南部で住民に避難するよう警告。人質奪還に向け、ハマスへの圧力を強めている。
ガザ保健当局は、18日の大規模攻撃開始以降の死者が、子供約180人を含め、430人を上回ったと発表した。ハマスは地上作戦再開に対し「新たな停戦合意違反だ」と批判したものの、目立った軍事的抵抗は伝えられていない。
〔写真説明〕19日、パレスチナ自治区ガザとの境界に近いイスラエル南部に展開する同軍の戦車(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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