2025/03/20
防災・危機管理ニュース
【シリコンバレー時事】米投資会社ブラックロックは19日、同社が主導する人工知能(AI)インフラ構築の協力枠組みに半導体大手エヌビディアが参加すると発表した。実業家イーロン・マスク氏が設立したAI企業xAIも加わる。データセンターや電力の確保に共同で取り組む。
この枠組みは昨年、米マイクロソフトやアラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国の投資会社MGXとともに設立。投資家や企業から300億ドル(約4兆5000億円)の資金調達を目指している。借り入れを含め総額1000億ドルが投じられる可能性があるという。
ブラックロックは、新たに2社が参加することで「多様なパートナーを非独占的に支援する取り組みが強化される」と説明。エヌビディアのフアン最高経営責任者(CEO)は報道陣に「この産業は、かなりの資本を必要とする」と述べ、専門知識に加えて資金も拠出する考えを示した。
生成AIの開発・運用には大量の半導体を集積させたデータセンターが不可欠。大量の電力を賄う必要もある。
これとは別に、米オープンAIや米オラクル、ソフトバンクグループは1月、合弁会社「スターゲート」を通じ、米国でAIインフラに4年間で最大5000億ドルを投じると発表している。
〔写真説明〕米エヌビディアのフアン最高経営責任者(CEO)=1月
(ニュース提供元:時事通信社)

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